...それから小野宮の神主と云ふものが又麹と云ふものは小野の神樣へ仕ふるものが元であるから...
竹越與三郎 「日本の眞の姿」
...「天皇幸于吉野宮」とある天武天皇の吉野の離宮...
谷崎潤一郎 「吉野葛」
...それは半ばは小野宮の邸の築地に傍ひ半ばは草むらになつてゐるところについて曲つて行つた...
田山花袋 「道綱の母」
...小野宮の築地の壞れの中からは四の君らしい琴の音が頻りにきこえた...
田山花袋 「道綱の母」
...今回はだまって月野宮子にふりかへるが...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...すっかり腹を立てゝ月野宮子が...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...発信控沢田由己 水の江滝子 阿部玉枝 山根寿子 寺木定芳 月野宮子 斎藤豊吉十一月八日(金曜)午前中は「レベッカ」を読み...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...吉井師が牧野宮島両君と桟敷へ現れたり...
正岡容 「わが寄席青春録」
...光(てる)ちゃんのお父さん小野宮吉さんは...
宮本百合子 「いい家庭の又の姿」
...新協劇団演出家小野宮吉...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...是こそ久しく会ひたく思つて居た彼の野宮光太郎だ...
村山槐多 「殺人行者」
...野宮の方でも余程この術に巧になつたらしかつた...
村山槐多 「殺人行者」
...第五の夜半にはつまり今夜にはまたお前は野宮と顔を合はせなければならぬのだ...
村山槐多 「殺人行者」
...野宮光太郎の鋭い相貌が真青な光を帯びてそこに笑つて居た...
村山槐多 「殺人行者」
...そして野宮に是から永久に離れまいと答へると彼は満足げに微笑した...
村山槐多 「殺人行者」
...野宮はすつかり彼が首領たる賊団の秘密を語つた...
村山槐多 「殺人行者」
...更に又野宮定功(のゝみやさだいさ)の日記によるに...
森鴎外 「津下四郎左衛門」
...田中長嶺の書いたものとして世に知られる『小野宮御偉績考』なども...
柳田国男 「故郷七十年」
便利!手書き漢字入力検索