...今までこの深い山々谷底を野伏(のぶせり)同様の姿で道行をして来た仲じゃありませんか...
中里介山 「大菩薩峠」
...『野伏大名』のときの例もあるでしょう...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...野伏と一緒だからやきを廻(まわ)しているのねと...
室生犀星 「舌を噛み切った女」
...」野伏は苦り切って引き退がり...
室生犀星 「舌を噛み切った女」
...袴野は勿論野伏にも合す顔がない...
室生犀星 「舌を噛み切った女」
...袴野はすぐ塞の横手で野伏ノ勝に行きあった...
室生犀星 「舌を噛み切った女」
...諸方の野伏(のぶせり)が寄って来て...
吉川英治 「私本太平記」
...いまもって、ふんべつもつかず迷っていた者、日和見(ひよりみ)でいた輩(やから)、野伏、半農、そうした者は多かったらしい...
吉川英治 「私本太平記」
...篠原(しのはら)あたりは野伏の巣といってよい...
吉川英治 「私本太平記」
...たちまちその衣冠は野伏たちに剥(は)ぎとられていた...
吉川英治 「私本太平記」
...そして執(しつ)こい野伏たちの襲撃も...
吉川英治 「私本太平記」
...やはりこの日も先々で野伏の襲撃は依然まぬがれえなかった...
吉川英治 「私本太平記」
...これまでの野伏らともちがいまして」と...
吉川英治 「私本太平記」
...乱世の下、たしかに野伏、追剥ぎ、あぶれ者は多かったが、六波羅陥落の実相も、よほどな早耳でなければ、まだよく知りえないはずの直後であった...
吉川英治 「私本太平記」
...野伏強盗あぶれどもの集まりとしていた賊方を...
吉川英治 「私本太平記」
...紀伊などの野伏(のぶせり)ども二万余人」と...
吉川英治 「私本太平記」
...野伏(のぶせ)り野武士などの名をもって呼ばれていますが...
吉川英治 「新書太閤記」
...野伏(のぶせ)りや敵の斥候に脅(おびや)かされ...
吉川英治 「新書太閤記」
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