...日本語に之を重訳(ちようやく)して罪過と謂(い)ふは稍々(やゝ)穏当ならざるが如(ごと)しと雖(いへど)も...
石橋忍月 「罪過論」
...自分はこの訳本を重訳ではあるがその理想的さ加減を略(ほぼ)遺憾なく伝へてゐると公言する」と云つてゐられます...
伊藤野枝 「寄贈書籍」
...それからの重訳で日本訳をした奴が...
高見順 「いやな感じ」
...なぜなら重訳である上にかなり無理が伴っているからである...
辻潤 「自分だけの世界」
...明治四十一年(一九〇八年)にはじめて蒲原有明(かんばらありあけ)がフィツジェラルドの訳書中から六首を選んで重訳紹介して以来...
オマル・ハイヤーム 'Umar Khaiyam 小川亮作訳 「ルバイヤート」
...これは英人イリスの「ポリチカル・エコノミー」を蘭書より重訳したものである...
穂積陳重 「法窓夜話」
...右のほかにはなお友人故太田正雄君がイタリア語訳本から重訳したフロイスの年報(『日本吉利支丹史鈔』所輯)をも用いた...
和辻哲郎 「鎖国」
...それがスペインに於てアラビア語からラテン語に重訳せられ...
和辻哲郎 「鎖国」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??