...したがって最初その効能を過重視する者は後にいたってかならず失望するをまぬがれぬ...
丘浅次郎 「民種改善学の実際価値」
...当時の世話人としては前記五人の他にソヴィエト同盟の哲学を重視する意味に於て...
戸坂潤 「〔付〕唯物論研究に就て(戸坂潤手記)」
...その方針に従って会員全体が研究に従事する等のことは個々のメンバーの個人的事情を重視する本会としては到底望まれない...
戸坂潤 「〔付〕唯物論研究に就て(戸坂潤手記)」
...重視するに価しよう...
豊島与志雄 「新たな世界主義」
...研究員を重視することが気に入ったのである...
豊島与志雄 「波多野邸」
...この頃の学者の中には純粋な学問上の研究を重視する余りこの話に出てくるような題目の研究は自分ではやらないばかりでなく...
中谷宇吉郎 「球皮事件」
...職業教育を重視する大学が多いようである...
中谷宇吉郎 「六三制を活かす道」
...美術的の静観と形式美とを重視する...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...自由詩が音律美を重視する「音律本位の文」であるということである...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...或は肯定乃至重視するかに存する...
波多野精一 「時と永遠」
...まことに重視するに足りる一つの事件である...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...我々の恐怖は結果よりも方法の方を重視するのである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...また個人を重視するものは...
矢部貞治 「政治学入門」
...三街亭の要地を重視する孔明の用意は...
吉川英治 「三国志」
...この先史生物の異常なまでに歴史を重視する精神のおかげで――偶然のいたずらながら...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
...礼を重視する孔子学派はこれらの問題を顔回に結びつけずにいられなかったのであろう...
和辻哲郎 「孔子」
...フロイスの京都入りを何故このように重視するかというと...
和辻哲郎 「鎖国」
...現世のことを蔑視すべきヤソ会士が何故にかくも異教の権力者の款待を重視するかについて...
和辻哲郎 「鎖国」
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