...實現の意志を重視するものと――此二つの相違は人生の見方に非常な逕庭を生ずる...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...之を重視するのが誤まっておるのだが...
内田魯庵 「二十五年間の文人の社会的地位の進歩」
...したがって最初その効能を過重視する者は後にいたってかならず失望するをまぬがれぬ...
丘浅次郎 「民種改善学の実際価値」
...当時の世話人としては前記五人の他にソヴィエト同盟の哲学を重視する意味に於て...
戸坂潤 「〔付〕唯物論研究に就て(戸坂潤手記)」
...重視するに価しよう...
豊島与志雄 「新たな世界主義」
...研究員を重視することが気に入ったのである...
豊島与志雄 「波多野邸」
...この頃の学者の中には純粋な学問上の研究を重視する余りこの話に出てくるような題目の研究は自分ではやらないばかりでなく...
中谷宇吉郎 「球皮事件」
...どの程度に気象台側の航空気象資料を重視するかは全く分らない...
中谷宇吉郎 「「もく星」号の謎」
...この精神的な躾を重視する点に...
中谷宇吉郎 「六三制を活かす道」
...そして何よりも「荘重典雅」の美を重視する...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...自由詩が音律美を重視する「音律本位の文」であるということである...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...まことに重視するに足りる一つの事件である...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...その武勇の方を重視する」といった...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...我々の恐怖は結果よりも方法の方を重視するのである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...特に卯の日を重視する風(ふう)は...
柳田国男 「海上の道」
...また個人を重視するものは...
矢部貞治 「政治学入門」
...この先史生物の異常なまでに歴史を重視する精神のおかげで――偶然のいたずらながら...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
...フロイスの京都入りを何故このように重視するかというと...
和辻哲郎 「鎖国」
便利!手書き漢字入力検索