...彼は交通事故で重態となってしまった...
...彼女の祖母は重態で入院している...
...重態でも可能な限りの治療を行うことが大切だ...
...彼女は重態から回復し、退院することができた...
...医療チームは彼の重態を救うために全力を尽くした...
...病人にたとえればいつ死ぬかわからぬ重態です」といって声を呑み「村の死亡者は数年前の二倍になりました...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...妻へ母の重態を告げて...
太宰治 「故郷」
...それがこうじて重態に陥った...
田中貢太郎 「狸と俳人」
...陛下崩御――其れは御重態(ごじゅうたい)の報伝わって以来万更(まんざら)思い掛けぬ事ではなかったが...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...御重態のよしでござります」斉彬は...
直木三十五 「南国太平記」
...違う」怪我人の左孝が重態の床から乗出すのにさえ目もくれず...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...御親類方も奧方御重態といふことで玄關から追ひ返され...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...自分がそれほど重態であつたかといふしづかなうなづきとを得たのでした...
水野仙子 「道」
...智恵子さんなどのように重態になったりする...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...相當の重態らしいが...
三好十郎 「肌の匂い」
...こうなってもまだ迷うのは子を思う道の闇(やみ)だけで宮が重態だと聞くと仏のお勤めも怠るばかりで恥ずかしくてなりませんが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...お食慾のないことが重態に導いたのでございます」などと六条院はお話しになって...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...これまで度々鉄ちやんを診たが今度ほど重態なことがないと...
室生犀星 「鉄の死」
...妻のやす女(じょ)がいま重態なのである...
山本周五郎 「日本婦道記」
...重態の脳膜炎(のうまくえん)患者の手術に疲れ切った私は...
夢野久作 「少女地獄」
...救い難い重態に墜(おと)すであろう」「その点は...
吉川英治 「三国志」
...一時は重態にもおち入ったものである...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...今日(けふ)明日(あす)にも知(し)れない重態(ぢうたい)な病人(びやうにん)だのに――ほんとに...
若杉鳥子 「彼女こゝに眠る」
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