...敵前に残されし赤城は六百トンの小艦をもって独力奮闘重囲(ちょうい)を衝(つ)いて...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...九死一生の重囲を出でて初めて青天白日を見たるその嬉(うれ)しさにも優(まさ)るべく...
宮崎湖処子 「空屋」
...囂々たる我が国排ソの重囲にありて...
山本実彦 「十五年」
...そうしてその恐るべき明察の重囲に陥った苦しさに堪(た)え得ないままに...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...征途の味方は重囲のうちに殲滅(せんめつ)の厄(やく)にあわんもはかりがたい...
吉川英治 「三国志」
...敵の重囲のなかだ...
吉川英治 「三国志」
...すでに重囲のうちに討死と見えた時...
吉川英治 「三国志」
...その重囲を、一角から斬りくずして、彼の身を救って出たのは、彼の弟夏侯淵(かこうえん)であった...
吉川英治 「三国志」
...すでに敵の重囲にあり...
吉川英治 「三国志」
...重囲の中に残されているのを知ると...
吉川英治 「三国志」
...「誰かよくこの重囲を破って上庸へ使いし得よう...
吉川英治 「三国志」
...重囲をのがれ得た魏兵も...
吉川英治 「三国志」
...敵の重囲に落ちているのを知ると...
吉川英治 「三国志」
...――宮は身をもって敵の重囲からのがれた...
吉川英治 「私本太平記」
...よくこんな重囲の中をここへ来られたな」「てまえの前身が前身ゆえ...
吉川英治 「私本太平記」
...みずから掘った坑(あな)にひとしい重囲に墜ちていたのだった...
吉川英治 「私本太平記」
...重囲の中の長篠へ...
吉川英治 「新書太閤記」
...ふたたび重囲の阿波を逃れ出なければならない...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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