...馬は前脚に重味がかからないように...
有島武郎 「カインの末裔」
...態度に重味を加え...
生田葵山 「永井荷風といふ男」
...行けば行くほど重味を感じ...
魯迅 井上紅梅訳 「明日」
...下(お)ろすときにはつるはしの重味で...
海野十三 「未来の地下戦車長」
...体重二十貫の重味で古い畳がみしみしと鳴った...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...倒れかかっている全村の重味がなにかと一家へ寄りかかってくる...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...そこにひとつの重味のある沈黙というものを示していた...
大島亮吉 「涸沢の岩小屋のある夜のこと」
...重味のある大きな音が響いたのだ...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...どう見ても今のこの人の手には余りそうな重味があります...
中里介山 「大菩薩峠」
...落日の徳川の親藩としてのこの名城の重味やいかに...
中里介山 「大菩薩峠」
...本の重味を支へる力の無い事は明かだつた...
南部修太郎 「病院の窓」
...どんなにその重味が私の歩みを妨げても...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...どつしりと重味のある筆で書かれて居る...
牧野信一 「海浜日誌」
...斯う見るからに信頼されさうな重味のある声を出して見ようかな?)彼は...
牧野信一 「鏡地獄」
...どうやらこの重味には星に準ずる運行も見出せぬではないか...
牧野信一 「凩日記」
...私は酒の重味を背にして...
牧野信一 「ビルヂングと月」
...後ろの重味に斃れたのだ...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
...とにかく古典的な重味を持ったかなりの大作であった...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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