...だから、からだの重味で、冷却管がぺちゃんこになって水が通らなかったんだ...
海野十三 「火星兵団」
...下(お)ろすときにはつるはしの重味で...
海野十三 「未来の地下戦車長」
...ナイフは自分の重味でゴトンと下に落ちて机の上を刺した...
海野十三 「流線間諜」
...荷物の重味で踵が余計に食い入ったのだ...
江戸川乱歩 「一枚の切符」
...だが……」年齢の錆がそのまま言葉の重味となっているような落ち着いた響だった...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...両刀の重味がどうにも身にこたえるようで...
中里介山 「大菩薩峠」
...背に重味を感じた...
火野葦平 「花と龍」
...そしてその重味を色彩でもつて測つたものだつた...
堀辰雄 「「鎭魂曲」」
...力一杯私の喉笛を絞めつけながら怖ろしい重味で今にも息の根を止めようとするかのやうな勢ひで覆ひかぶさることが多かつた...
牧野信一 「熱い風」
...背中の葛籠の重味にわづかばかりの生心地をつなぎながら...
牧野信一 「鬼の門」
...どつしりと重味のある筆で書かれて居る...
牧野信一 「海浜日誌」
...斯う見るからに信頼されさうな重味のある声を出して見ようかな?)彼は...
牧野信一 「鏡地獄」
...部屋部屋には一通の仲々重味ある家具まで配置されてゐた...
牧野信一 「痴日」
...重味を補ふための皮のバンドを十文字に背中に結びつけて...
牧野信一 「痴酔記」
...田甫をよ切つて相当の道程を駆けつけて来た後の甲冑の重味が身に応へてフラ/\として来たところで...
牧野信一 「鎧の挿話」
...どこか重味がある...
宮城道雄 「音の世界に生きる」
...決してそれの深味や重味に負けていないのである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...十分な重味を持たないのである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
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