...それでも名誉を重んずる騎士でございますから...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...これが義務の遂行(すいこう)を重んずる私の性格のように思われるかも知れません...
夏目漱石 「こころ」
...真を重んずるの結果...
夏目漱石 「文芸の哲学的基礎」
...人間として最も重んずるところの...
新渡戸稲造 「教育の目的」
...「君は独立をたいそう重んずるようで...
新渡戸稲造 「自警録」
...無意識に生の義務を重んずるに由るものと思う...
新渡戸稲造 「「死」の問題に対して」
...世間の交際を重んずるの名を以て...
福沢諭吉 「教育の事」
...その真理原則を重んずることはなはだしく...
福沢諭吉 「慶応義塾学生諸氏に告ぐ」
...ようやく実用を重んずるの風を成したらば...
福沢諭吉 「慶応義塾学生諸氏に告ぐ」
...故に今若し帝室に於て天下に率先して學術を重んずるの先例を示し...
福沢諭吉 「帝室論」
...罪案を草せず士の最も重んずるところは節義である...
穂積陳重 「法窓夜話」
...経験を重んずる近代科学の影響のもとに興ったのであって...
三木清 「哲学入門」
...心理もしくは體驗の研究を重んずるといふことが...
三木清 「歴史哲學」
...母系統を重んずる民にして始めて誇り行い得るはずだ...
南方熊楠 「十二支考」
...兎角日本人は財産を重んずるといふ思想に乏しい...
森鴎外 「半日」
...世間で重んずるこまごました下らない規則...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...わたしのいうことが解らなければ解らないだけわたしを重んずるであろう...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...特に朔日の方を重んずるようになったらしい...
柳田国男 「年中行事覚書」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??