...妻のある為めに後ろに引きずって行かれねばならぬ重みの幾つかを...
有島武郎 「小さき者へ」
...重みのあるような...
伊藤左千夫 「河口湖」
...わたしはこの重みが(うそ)であることを知っているから...
魯迅 井上紅梅訳 「狂人日記」
...俳諧一卷の首位を占むべき氣品と重みを見出すなら...
心猿 「荷風翁の發句」
...人間の重みで、傘はぶらんぶらんとゆれています...
海野十三 「怪塔王」
...彼の思念は数々の重みに混乱しながら...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...新しいやわらかい枝が自分の重みにたえかねて突然扇のように地面に倒れる音がするのを聞くこともあった...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...そのしっとりと垂れている袂の重みにも得堪えぬほどに...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...その重みをささえかねて...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...彼女の重みを抱きしめました...
豊島与志雄 「水甕」
...人類のうちにおける該民衆の特有の重みは...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...演説に自(おのずか)ら重みがついて...
新渡戸稲造 「自警録」
...腕の重みが押さえていた...
アーネスト・ヘミングウェイ Ernest Hemingway 石波杏訳 Kyo Ishinami 「老人と海」
...しかも一粒ずつがたっぷり実った葡萄のようにつゆもゆたかに重みある...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...この営みをカーテンの外に引き出すのはむしろその価を低くすることであった(羞恥はいわば重みをつけるものであり...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...重みを弱めてしまったでしょう...
柳宗悦 「民藝四十年」
...重みを付けるために何か余分のものを入れて...
柳田国男 「年中行事覚書」
...重みのない透明な光が...
山川方夫 「一人ぼっちのプレゼント」
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