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饗庭篁村 「木曾道中記」
...さて/\凝りしものかな、とは思ふものゝ、何と無く気乗りせず、返事は晩にせんと、其のまゝ揃へて、又机の上に重ぬ...
石井研堂 「元日の釣」
...回を重ぬる六十回...
石川啄木 「鳥影」
...譯(をさ)を重ぬる貢(みつき)...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...さらずば或者は疵又疵を重ぬべし...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...版を重ぬる百〇七...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...此の上政府と衝突して解散を重ぬるは國家の不利益なりと...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...此の上政府と衝突して解散を重ぬるは国家の不利益なりと...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...世間は名誉と幸福とをその上に積み重ぬるとも...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...月を重ぬるに従って敵対は大となり...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...その給金が段々と年を重ぬるに従って増して行く...
新渡戸稲造 「教育の目的」
...其の給金が段々と年を重ぬるに從つて増して行く...
新渡戸稻造 「教育の目的」
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野口雨情 「枯草」
...佳い香と漁り抜く丈太郎は日と共に懊悩を重ぬるばかりでした...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...霜月や恋の積るになぞらへて衣重ぬる夜となりしかな十一月になつては一枚一枚重ね著をする枚数が増えて行く...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...かかる心われにもやどりかげはかげを重ぬるかくて秋日を忘(ばう)じたるごとく端然とわが座りてゐる...
室生犀星 「忘春詩集」
...疑問に疑問を重ぬるのみ...
夢野久作 「暗黒公使」
...そして一二杯と重ぬるうち...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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