...とにかく重々しく...
魯迅 井上紅梅訳 「白光」
...かなり重々しく挨拶しながら立ちあがると...
G・K・チェスタートン G. K. Chesterton 村崎敏郎訳 「ブラウン神父の醜聞」
...表へ出る固いガラス戸がぎいと重々しく軋んで...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...枝振りが重々しく...
豊島与志雄 「樹を愛する心」
...口重々しく嘲(あざけ)りながらも...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...いつも重々しく家の中に感ぜられた...
豊島与志雄 「波多野邸」
...重々しく荷を積まれ...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...「何にもございません」重々しく答えるだけです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...危険でもある」秀陳は重々しく頷いて...
久生十蘭 「魔都」
...そして、こういう長年月の生活の根桟に、つねに、般若の五郎の言葉が、重々しく、光りかがやいていたのであった...
火野葦平 「花と龍」
...漠然と矛盾を感じながら重々しくうなつた...
牧野信一 「素書」
...すると祖父は、重々しく、研究的に首をかしげて、「うむ、うむ――ちつとも臭くはない...
牧野信一 「毒気」
...重々しくものの言えない人が代人でないようにして言ったので...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...空穂(うつぼ)物語の藤原(ふじわら)の君の姫君は重々しくて過失はしそうでない性格ですが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...重々しくも頼もしい人に見えた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...婿かしずきも重々しくした...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...ぽってりと重々しく彼の両手の上へ倒れて来た...
横光利一 「上海」
...重々しく正午の鐘が鳴った...
蘭郁二郎 「※[#「氓のへん/(虫+虫)」、第3水準1-91-58]の囁き」
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