...彼の言葉を聞き、私は釈然としなかった...
...この説明を聞いて、彼女は釈然とした様子だった...
...彼が間違いを認めたので、私は釈然とした...
...長い間不安でいたが、その問題が解決し、やっと釈然とした...
...謝罪があったので、釈然とした気持ちになりました...
...右二氏の進退(しんたい)に関し多年来(たねんらい)心に釈然(しゃくぜん)たらざるものを記して輿論(よろん)に質(ただ)すため...
石河幹明 「瘠我慢の説」
...御写真――よって釈然とした...
泉鏡花 「薄紅梅」
...最後の会見に釈然として何も彼(か)も忘れ...
内田魯庵 「硯友社の勃興と道程」
...彼女の結婚嫌いは釈然としてくる...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...今釈然として氷解してくるのを覚えた...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...妙子に対してまだほんとうは釈然としないところもあったが...
谷崎潤一郎 「細雪」
...松本はまだ釈然としないらしく...
豊島与志雄 「自由人」
...やはりどうしても釈然としない所が残る...
中島敦 「弟子」
...この点について釈然としない限り...
中島敦 「狼疾記」
...お目に掛らない――と申すほどの見識のあるあっしじゃございませんが――」平次はまだ釈然としません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「そんなことで釈然とするくらいなら職をなげうとうなどと決心する筈はありませぬ...
久生十蘭 「魔都」
...この難問も釈然氷解するのである...
穂積陳重 「法窓夜話」
...種別の何たるを問ふことなく何んな足労も心労も厭ふことのないいつも釈然たる心の持主であつた...
牧野信一 「バラルダ物語」
...わたくしは始て釈然とした...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...万一主人摂津守が釈然(しゃくぜん)と解けて...
吉川英治 「黒田如水」
...釈然として疑いを消すであろう...
吉川英治 「三国志」
...釈然と醒(さ)めきたれば...
吉川英治 「三国志」
...なお釈然(しゃくぜん)としきれぬものが拭(ぬぐ)いきれない...
吉川英治 「私本太平記」
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