...彼の言葉を聞き、私は釈然としなかった...
...この説明を聞いて、彼女は釈然とした様子だった...
...彼が間違いを認めたので、私は釈然とした...
...長い間不安でいたが、その問題が解決し、やっと釈然とした...
...謝罪があったので、釈然とした気持ちになりました...
...右二氏の進退(しんたい)に関し多年来(たねんらい)心に釈然(しゃくぜん)たらざるものを記して輿論(よろん)に質(ただ)すため...
石河幹明 「瘠我慢の説」
...」糸七は釈然として...
泉鏡花 「薄紅梅」
...その誤解は釈然として解けるのである...
大隈重信 「平和事業の将来」
...今釈然として氷解してくるのを覚えた...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...まだ何か胸に燻(くすぶ)っているものがあって釈然とはしなかったので...
谷崎潤一郎 「細雪」
...閣臣の責任を明にしたるものなること釈然たらんと...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...松本はまだ釈然としないらしく...
豊島与志雄 「自由人」
...それでもなおどこか釈然としないものを残したまま...
中島敦 「悟浄出世」
...釈然とした様子もありません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...文明の新説を聞て釈然たらざるも怪しむに足らずと雖(いえど)も...
福沢諭吉 「新女大学」
...二人は草原の丘で、図らずも感じ合つた、全く遇然の「罪の思ひ」を各々の胸の片隅に空怖しく蔵ひ込んだまゝ、釈然として、花やかな食卓につきました...
牧野信一 「舞踏会余話」
...わたくしは始て釈然とした...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...万一主人摂津守が釈然(しゃくぜん)と解けて...
吉川英治 「黒田如水」
...まだ甚だ釈然としない気色であったが...
吉川英治 「三国志」
...決して釈然(しゃくぜん)とした色ではなかった...
吉川英治 「私本太平記」
...決してまだ釈然(しゃくぜん)とはしきれていない...
吉川英治 「私本太平記」
...双方が釈然とするわけにゆかない場合がまま多いんです...
吉川英治 「小説のタネ」
...信玄は釈然(しゃくぜん)として...
吉川英治 「新書太閤記」
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