...彼はいつも講釈場で自分の意見を語る...
...講釈場での話は長ったらしくて聞きづらい...
...彼女は講釈場のようなものだと思われがちだが、実際には簡潔に物事を説明することができる...
...講釈場での議論は白熱していた...
...彼は講釈場で饒舌に話すことができる...
...その側(そば)は折れ曲がって左右とも床見世(とこみせ)で、講釈場、芝居小屋などあった...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...本郷の講釈場の路次に逼塞(ひっそく)し...
徳田秋声 「縮図」
...ここは古くからの講釈場だった...
正岡容 「小説 圓朝」
...さらにまた名人春錦亭柳桜が穴のあいた釈場の高座へ飛び入りで客席から出演し...
正岡容 「随筆 寄席囃子」
...そうしてその頃私はほとんど釈場へばかり入り浸りで...
正岡容 「随筆 寄席囃子」
...第二句の小柳は神田にあつた正徳以来江戸伝統の講釈場...
正岡容 「大正東京錦絵」
...釈場このごろ佃島に講釈場ができ...
正岡容 「東京万花鏡」
...私が此らの釈場へかよひつづけて見聞感動した今昔講談師が至芸のかずかずについては近著『随筆寄席回顧』の中の「講談集記」へ殆んど書きつくしてしまつてゐるから茲では云はない...
正岡容 「東京万花鏡」
...とりわけ講釈場は寥々の客足で...
正岡容 「東京万花鏡」
...どうやら神田の講釈場あの小柳の常連で...
正岡容 「寄席」
...言っちゃ悪いが熱海のような温泉場――講釈場じゃない...
正岡容 「寄席」
...講釈場ではない落語の寄席へじゃ...
正岡容 「寄席」
...となるとこの老骨瘠せても枯れても書生の一人くらいは連れて行かねば神田一門の恥じゃと思って東京中の講釈場をずいぶん探し歩いたが...
正岡容 「寄席」
...釈場へいって西尾魯山の「東海白浪伝」――日本左衛門を聴いた(魯山は先代馬琴門下だからお家芸のこれを演るのだろうが...
正岡容 「寄席行燈」
...年中廿人位のお客を相手に南麟と云ふ講釈師許りがかゝつてゐたさうな世にも佗びしい釈場の光景や...
正岡容 「寄席風流」
...大震災以前の釈場にはところによるといまの高座の構造とは全く別な仕組みの...
正岡容 「寄席風流」
...白き蝶来るなり昼の寄席の庭寄席の庭や煙れるごとき藤の花昔葡萄棚ありし釈場の西日かな未だ/\私には此らの拙吟があるが...
正岡容 「寄席風流」
...この馬場下には講釈場のあったことすら描かれている...
正岡容 「我が圓朝研究」
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