...一切の采配をふるっていた...
梅崎春生 「狂い凧」
...これもやはりナターリヤ・ヴァシーリエヴナが家のなかで然るべく采配をふるっていたからである...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...与力堀江又五郎が采配をふるい...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...女中頭のお年が一生懸命に采配をふるっている...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...町内の、昔、人形師をしていたという、小間物屋の上林(かんばやし)が指導に当り、暇を見て、金五郎が、直接、采配をふる...
火野葦平 「花と龍」
...こつちのものにさへなれば後は俺が采配をふるつて一儲けしてやるから――と...
牧野信一 「月あかり」
...食事の度に女主人が采配をふるっていた...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...たとえ納屋の中ででも采配をふるうということは...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...店のことから内証向きのことまで万事ばんたん采配をふるう一方では...
神西清訳 「ムツェンスク郡のマクベス夫人」
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