...ヨーグルトは乳酸菌の作用による醗酵食品です...
...この味噌は長期間の醗酵で作られています...
...酒造メーカーは醗酵技術の改善に力を入れています...
...チーズは牛乳を醗酵させて作られる...
...吾人の内界には騷擾があり醗酵があり憤激がある...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...大なる醗酵の時、大なる動亂の時には、肚の中に渦卷くもの、燃えるものを感ずるのみで姿が定まらない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...生命の不安が言葉を醗酵させてゐるのぢやないのですか...
太宰治 「お伽草紙」
...両者の化合醗酵(はっこう)を企てるなど...
太宰治 「禁酒の心」
...かかる微細な感情の集積せられ化合せられるところから何時(いつ)となく醗酵する「時代」の空気...
津田左右吉 「歴史の矛盾性」
...日本国に醸(うんじょう)醗酵(はっこう)したる大気は...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...そこにおのずからの情熱が醗酵されるだろう...
豊島与志雄 「砂漠の情熱」
...おのずからの情熱が醗酵するものである...
豊島与志雄 「砂漠の情熱」
...近年先生の頭の中に次第に醗酵してきていたと思われる「新物理学」の体系こそは...
中谷宇吉郎 「文化史上の寺田寅彦先生」
...――醗酵(はっこう)させる事の社会的危険を承知していた...
夏目漱石 「それから」
...自ずと内に醗酵するほどの悩みに関しては根限りの吟味の眼を視張らねばならず...
牧野信一 「浪曼的時評」
...多くは米の粉糠を塩に合せて醗酵させたもの...
柳田國男 「食料名彙」
...一面の蕨の叢の中は互の温度に醗酵してヨード・チンキになっているのだった...
横光利一 「旅愁」
...これでもかこれでもかと蠱惑(こわく)な匂いをむしむしと醗酵(はっこう)させながら...
吉川英治 「剣難女難」
...いま安土に醗酵(はっこう)しつつある生気溌剌(はつらつ)たる新文化が...
吉川英治 「新書太閤記」
...これが景岡の胸の中に醗酵した『景岡浴場建設趣意』でした...
蘭郁二郎 「足の裏」
...からだのなかが醗酵(はっこう)したようになる...
ルナール Jules Renard 岸田国士訳 「博物誌」
...内心に萌え出たある形象が漸次醗酵し成長して行くことを感ずる...
和辻哲郎 「創作の心理について」
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