...潜在意識の所産などなどと説く懐疑者の迷を醒ますに足ると思う...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...都会がもう目を醒ます...
アルチバシェッフ M. Artzibaschew 森鴎外訳 「罪人」
...一方東方道義に速やかに目を醒ますとともに一方西洋科学文明を急速に摂取...
石原莞爾 「戦争史大観」
...その恋愛は先づ第一に自己の存在と他の人々の存在が真に偉(おお)きく計りがたいものであるといふ感じを呼び醒ますものである...
エレン・ケイ 伊藤野枝訳 「恋愛と道徳」
...その兄(アルゴスの衆のすべてに命下し神の如くに敬さるゝ)兄醒ますべく趨り行き...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...眼を醒ますように出来ている男です...
中里介山 「大菩薩峠」
...眼を醒ますと珍らしく空が晴れてゐるので...
北條民雄 「癩を病む青年達」
...あかつきがその庭に眠っている花をよび醒ますまでは...
ホーソーン Nathaniel Hawthorne 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...私は目を醒ますと...
牧野信一 「ダニューヴの花嫁」
...眼の醒める時分に眼を醒ますと...
水野葉舟 「取り交ぜて」
...私が眼を醒ますと...
宮城道雄 「春雨」
...次いで六歳になるとくが目を醒ます...
森鴎外 「最後の一句」
...きつと其時刻には目を醒ますのである...
森鴎外 「半日」
...笛の笙(しょう)歌を「オヒャラリヒウヤ」とタタキ附けるように云う時は筆者の気が抜けているのを呼び醒ますためであった...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...そのうちに小さな咳払いを耳にしてフッと眼を醒ますと間もなく...
夢野久作 「鉄鎚」
...妄執を喚(よ)び醒ますべく『絶対無上の大真理』に逢着(ほうちゃく)する事が出来たのだ...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...その夢もお終(しま)いになって目を醒ます...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...そうして眼を醒ますと...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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