...覚醒となり進歩となり...
伊藤左千夫 「絶対的人格」
...これは又眼も醒(さ)めるばかり真紅(まっか)の緋縮緬を文字通り蹴出(けだ)したあたりに...
海野十三 「白蛇の死」
...私が夢から醒(さ)めきらぬような顔付をしているとて...
海野十三 「赤耀館事件の真相」
...十一娘ははじめて夢が醒(さ)めたようになった...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「封三娘」
...不願醒客と木曜会に徃く...
断膓亭日記巻之四大正九年歳次庚申 「断腸亭日乗」
...決して酔が醒(さ)めてはいないのでした...
中里介山 「大菩薩峠」
...謗る心などを起さば罪になるぞ」といわれると見て夢が醒めた...
中里介山 「法然行伝」
...只果てしない覚醒の闇になほも身を任し続けるよりない事は眼に見えてゐた...
長與善郎 「青銅の基督」
...」そこで夢から醒めた...
萩原朔太郎 「宿命」
...彼は眼を醒(さ)ましたのである』夕食後...
原民喜 「冬日記」
...今朝あたしが眼を醒すと...
牧野信一 「鸚鵡のゐる部屋」
...醒めれば辻妻の合はぬ言葉ばかりだ...
牧野信一 「競馬の日」
...優しい声で歌はれてゐる小唄で眼を醒した...
牧野信一 「沼辺より」
...雛菊が目醒めると...
牧野信一 「雛菊と雲雀と少年の話」
...十己の目の醒めたのは...
コロレンコ Vladimir Galaktionovick Korolenko 森林太郎訳 「樺太脱獄記」
...」二十三反耶(はんや)は夜中眼が醒(さ)めると...
横光利一 「日輪」
...麻痺薬(しびれぐすり)が醒(さ)めたところを...
吉川英治 「新・水滸伝」
...ハッと涙の顔を醒(さ)ましたが...
吉川英治 「源頼朝」
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