...三千万ボルトの電気によって覚醒(かくせい)させることができなかったら...
海野十三 「超人間X号」
...もちろん私の微醺はまもなく醒めてしまった...
大鹿卓 「金山※[#「插」でつくりの縦棒が下に突き抜けている、第4水準2-13-28]話」
...若い亞米利加人は恰かも夢からでも醒めたやうな樣子だつた...
ロバート・ルイス・スティーヴンソン 佐藤緑葉訳 「醫師と旅行鞄の話」
...思ったところで周の眼が醒(さ)めた...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「成仙」
...彼女が覚醒しないで...
モーリス・ルヴェル Maurice Level 田中早苗訳 「麻酔剤」
...覚醒の第一の警鐘と謂はれる『小説神髄』からして既にさうである...
田山録弥 「明治文学の概観」
...されども今は我よりも先んじ醒めてわれ訪へり...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...ジンギスカン以後の七百年の眠りから蒙古民族を覚醒させんと夢想している徳王...
豊島与志雄 「新時代の「童話」」
...私はそのうち眠ったが、目が醒めると、まだうす暗い頃、大阪の八軒家に着いていた...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...まだ冷酒(ひやざけ)のすっかり醒(さ)めきらぬ処から...
永井荷風 「すみだ川」
...船頭が眼でも醒まそうものなら...
中里介山 「大菩薩峠」
...彼は眼を醒(さ)ましたのである』夕食後...
原民喜 「冬日記」
...此の二十世紀の文明の時世にあたって我国民はもっと/\覚醒し...
槇村浩 「世界大戦の後」
...何かに驚いて目が醒めたのであつた...
森鴎外 「金貨」
...またある薬によっては覚醒させられる...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...どうせくらい酔ッてるんだから外で寝て酔を醒(さ)ますがいい...
山本周五郎 「嘘アつかねえ」
...御酒(ごしゅ)を頂きますたんびに……」「それは夜中にお眼醒めになった時に...
夢野久作 「無系統虎列剌」
...これに帰って来る愚を醒(さ)ませ...
吉川英治 「三国志」
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