...彼は酷烈な攻撃を仕掛けた...
...酷烈な寒さに凍える...
...彼女は酷烈な負荷に耐えられなかった...
...酷烈な競争があると言われている...
...昨晩の雷雨は酷烈だった...
...執拗な酷烈な何物かがあつて...
テオフィル・ゴーチエ Theophile Gautier 芥川龍之介訳 「クラリモンド」
...水星では太陽からの輻射が酷烈である(地球上よりも六・六倍ほど)のにかかわらず...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...トルストイ翁が如何に酷烈にその論敵を取り扱ふ人であるかの事實さへも曲庇(きよくひ)して省りみなかつたのである...
石川啄木 「トルストイ翁論文」
...たいへん酷烈な結論を一つ発見いたしました...
太宰治 「古典風」
...峻厳酷烈(しゅんげんこくれつ)なる亡父...
太宰治 「もの思う葦」
......
峠三吉 「原爆詩集」
...何んぞそれ厳冷酷烈なる...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...また酷烈の処置に出で...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...理性こそは酷烈な太陽である...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...熱狂の酷烈さを公布し減退させること...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...その斬り方は鮮やかというよりも酷烈(こくれつ)なるものであります...
中里介山 「大菩薩峠」
...如何(いか)にも肉体的に酷烈(こくれつ)で...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...酷烈な寒気に傷められ...
久生十蘭 「新西遊記」
...真名古の酷烈さは実に恐るべきもので...
久生十蘭 「魔都」
...それでも余りに斎田氏の稽古振りが酷烈なので...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...あらゆる残忍酷烈な刑に処せられて笞打たれ...
夢野久作 「けむりを吐かぬ煙突」
...今や若林博士の態度は、その平生の冷静、荘重な物腰を全然喪(うしな)ってしまって、殆ど別人かと思われる残忍、酷烈な、且つ一種異様な興味に駆られた、元気溌溂たる人間に変って来ておりますことを……...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...更に酷烈に臨んだ...
吉川英治 「折々の記」
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