...却て他階級人に酷似する者を見出し...
石川三四郎 「社会的分業論」
...しばしば殉教者のそれと酷似する...
太宰治 「花燭」
...湖龍斎が明和年代の板画には春信に酷似するもの多かりしが...
永井荷風 「江戸芸術論」
...彼の以太利諸市が十字軍時代に營んだ東方貿易と酷似する體裁を具ふることゝなつた...
原勝郎 「足利時代を論ず」
...トルキスタン地方に酷似するを認む...
日野強 「新疆所感」
...バシリスク自分の影に殺さる譚に酷似する...
南方熊楠 「十二支考」
...ひいては形態が右の部分と酷似する一種の貝までが尊ばれ...
武者金吉 「地震なまず」
...あるいはまた稲に酷似するただの草であったかも知れぬ...
柳田國男 「地名の研究」
...この作に酷似する作品はシナにも西域にも見いだされない...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...むしろ中世的な経典解釈の態度に於てトマスに酷似する...
和辻哲郎 「鎖国」
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