...こうもかわるものであろうか...
海野十三 「爆薬の花籠」
...ピチピチとはねまわるものですから...
江戸川乱歩 「海底の魔術師」
...いわばその夢に代わるものです...
江戸川乱歩 「影男」
...「おれは山城(やましろ)でお上(かみ)のししを飼(か)っているしし飼(かい)だ」とその悪者(わるもの)の老人は言いました...
鈴木三重吉 「古事記物語」
...悪者(わるもの)に追かけられた者であろうか...
陳玄祐 田中貢太郎訳 「倩娘」
...うちきな女というものは黙っていながら気がまわるものでござりますがお静がやはりそうだったのでござりましてきっとそのほかにも思いあたるふしぶしがあったのでござりましょう...
谷崎潤一郎 「蘆刈」
...ちょっとおうかがいしましたの」言葉から様子からこうも変わるものかと思うほど大人(おとな)びてハイカラになったのを清三は見た...
田山花袋 「田舎教師」
...私の外に横たわるものから私にやってくると私は信じないゆえに...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...映画の光学的映像より成る一つ一つのショットに代わるものが...
寺田寅彦 「映画芸術」
...そうでなければ軍部や軍隊に直接連関のある報道表現にたずさわるものを指すに過ぎない...
戸坂潤 「戦争ジャーナリスト論」
...それは癪(しゃく)にさわるものであるということを彼は気づかなかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...場合場合によって猫の目のように変わるものゆえ...
正岡容 「寄席」
...全体の人格に関わるものである...
三木清 「哲学入門」
...美が厚くこの世に交わるもの...
柳宗悦 「工藝の道」
...それに私たちがそこから教わるもの...
柳宗悦 「北支の民藝(放送講演)」
...たずさわるものは貧しき人の荒れたる手...
柳宗悦 「民藝四十年」
...冬を師走(しわす)の月をもって終わるものとして...
柳田国男 「雪国の春」
...乳といっしょにみな児へ伝わるものですからね...
山本周五郎 「初蕾」
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