...支那の哲学を愛した時代のかう云ふ蒹葭堂主人の多識に声誉を酬いたのは当然である...
芥川龍之介 「僻見」
...いさゝか昔日の遺誡に酬い畢はんぬ...
大槻文彦 「ことばのうみのおくがき」
...侮蔑の苦笑をもって酬いらるるに過ぎないかも知れない...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...まもなく酬いられた...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...歯には歯を以て酬いよ...
武田麟太郎 「反逆の呂律」
...いかなる酬いがくるか...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...モリエエルやラシイヌやボアロオがこの恩誼に酬いなかったならば...
辰野隆 「芸術統制是非」
...地下に霊力あるを思はざるを得ず」示即ち社朮を地祇として「本に報い始に酬いるの情」を現わした...
中谷宇吉郎 「露伴先生と科学」
...いづれ良い酬(むく)いがあるよ」「酬いはテキメンで...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...こまか!団子をおくれ!お粥もたつぷり腸詰ひとつ!どつと笑ひ声がその剽軽者に酬いた...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...男爵をも授けられて国家から酬いられた人であります...
牧野富太郎 「植物記」
...かくて難を免れた酬いにその馬に揚武と加号した...
南方熊楠 「十二支考」
...之に廻り会へて悦びを得たその幸に感謝するだけでも充分な酬いであらう...
柳宗悦 「赤絵鉢」
...少なき酬いに甘んずる品物がかえって絶大な酬いを得るのです...
柳宗悦 「民藝とは何か」
...おとなしき娘御の孝心に酬いまゐらすべし...
夢野久作 「白くれない」
...公孫は、それを以て、「貴下に示す自分の微志である」と、玄徳に酬いた...
吉川英治 「三国志」
...「この恩知らず! 先に、この呂布が、轅門(えんもん)の戟(ほこ)を射て、危ういところを、汝の一命を救ってやったのに、それに酬いるに、わが軍馬二百余頭を、張飛に盗ませるとは何事だ...
吉川英治 「三国志」
...この一人の恩人に酬いるだけでも...
吉川英治 「山浦清麿」
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