...「努力が酬いられたのだ...
海野十三 「地球発狂事件」
...立派にそれを探す熱心に酬いてくれますよ...
スティーヴンスン 佐藤緑葉訳 「若い僧侶の話」
...志は必ず酬いられねばならない...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...自分の犯した行為に対する当然な酬いのくるのを待っているのだ...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...モリエエルやラシイヌやボアロオがこの恩誼に酬いなかったならば...
辰野隆 「芸術統制是非」
...之も矢張衞から出奔した戲陽速が此の言葉を傳へ聞いて、斯う酬いた...
中島敦 「盈虚」
...「徴舒はお前に似てるぞ!」行父は笑って直ぐに酬いた...
中島敦 「妖氛録」
...いづれ良い酬(むく)いがあるよ」「酬いはテキメンで...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...やんわりと一矢を酬いんがために他ならない...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...蘭軒のこれに酬いた詩が其集にある...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...その運命に酬いられる恩寵(おんちょう)なのだ...
柳宗悦 「工藝の道」
...労力に相応わしい酬いではないか...
柳宗悦 「民藝四十年」
...一つは選をなすった方の御苦心の万一に酬い...
夢野久作 「所感」
...おとなしき娘御の孝心に酬いまゐらすべし...
夢野久作 「白くれない」
...放蕩無頼の酬い、又は売国奴相当の末期とは申せ、一切の同情と庇護とを受くる資格を喪失すると同時に、拳銃(ピストル)と、麻縄と、毒薬と、短剣とに取り囲まれて遁(のが)るる途(みち)もなくなっておりながら、僅に残る未練から、せめて妻子だけは無事に生き残らせて、日本人らしい一生を送らせたいばかりに、かような苦しい手段を以て、極秘密の裡(うち)にこの遺書を貴下に呈上する事の止むを得ざるに立ち至りました...
夢野久作 「暗黒公使」
...お酬い申すことができる...
吉川英治 「上杉謙信」
...おれはなにも酬いるものがないが」と...
吉川英治 「三国志」
...何で喪にかかわることがあろう」と酬いた...
吉川英治 「三国志」
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