...読書子のために計る仕事は必ず酬いられるものであるとの確信を得た...
岩波茂雄 「岩波文庫論」
...用意しておいた次の言葉で帆村に酬いた...
海野十三 「地獄の使者」
...押寄する源氏に最後の一矢を酬いんと日夜肝膽を碎かるゝ事申すも中々の事に候へ...
高山樗牛 「瀧口入道」
...一銭の報酬いらぬ...
太宰治 「二十世紀旗手」
...自分の犯した行為に対する当然な酬いのくるのを待っているのだ...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...一死を以てこれに酬いんと欲したり...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...『それがわたしの受ける当然の酬いです! しかし...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...自分の受けた迫害に酬いようとする...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...斯(こ)う酬いた...
中島敦 「盈虚」
...地下に霊力あるを思はざるを得ず」示即ち社朮を地祇として「本に報い始に酬いるの情」を現わした...
中谷宇吉郎 「露伴先生と科学」
...何が入用だ」「私の手柄に酬いて下さるでしょうね」「それは酬いる...
野村胡堂 「葬送行進曲」
...心配と勞力に酬いられるものゝ少い失望も忘れ...
水野仙子 「神樂阪の半襟」
...一太刀なりと千浪の怨みを酬いてくりょうものを……」「えいッ...
吉川英治 「剣難女難」
...師へ酬いることもなく去る法はないといって...
吉川英治 「三国志」
...弓をもってそれに酬いた...
吉川英治 「三国志」
...時々奇襲戦術をもって酬い...
吉川英治 「三国志」
...歯を以て歯に酬いたのである...
吉川英治 「平の将門」
...彼はその労力に酬いられないことを感ずるだろう...
和辻哲郎 「院展遠望」
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