...用意しておいた次の言葉で帆村に酬いた...
海野十三 「地獄の使者」
...血の涙が零(こぼ)れましても何を一つ酬いることもできぬ身の上です...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...この庇護に酬いるに多少の阿諛をもってしたことは...
辰野隆 「芸術統制是非」
...固より大いに酬いる所があつたが...
中島敦 「盈虚」
...斯(こ)う酬いた...
中島敦 「盈虚」
...固(もと)より大いに酬いる所があったが...
中島敦 「盈虚」
...いずれ良い酬(むく)いがあるよ」「酬いはテキメンで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...こまか!団子をおくれ!お粥もたつぷり腸詰ひとつ!どつと笑ひ声がその剽軽者に酬いた...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...上に述べた人の知らない私の心づくしもいくぶん酬いられるわけであるが...
牧野富太郎 「寒桜の話」
...かくて難を免れた酬いにその馬に揚武と加号した...
南方熊楠 「十二支考」
...蘭軒のこれに酬いた詩が其集にある...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...その運命に酬いられる恩寵(おんちょう)なのだ...
柳宗悦 「工藝の道」
...おれは知己の篤い志に酬いたらいいのか」「いや...
吉川英治 「三国志」
...なんの酬いるところもなくて気の毒だが...
吉川英治 「三国志」
...時々奇襲戦術をもって酬い...
吉川英治 「三国志」
...たちまち多くの射手が矢倉の上に現われて矢を酬いた...
吉川英治 「三国志」
...お酬いせねばなるまいが...
吉川英治 「柳生月影抄」
...この一人の恩人に酬いるだけでも...
吉川英治 「山浦清麿」
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