...酒食徴逐は一つの熟語であるため、日常会話において個別に使用されることはありません...
...お政は夢(ゆめ)の心地(ここち)に心ばかりの酒食(しゅしょく)をととのえてふたりを饗(きょう)した...
伊藤左千夫 「告げ人」
...富人は御札の降るを祝して酒食を衆人に施すも...
井上円了 「おばけの正体」
...夕陽沈む時まではまだ/\酒食我取らず...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...彼は今酒食具へし杯盤を 475離れしばかり...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...酒食音律の楽を添へ...
中谷宇吉郎 「雪」
...出態の上収入を等分するといふ紳士的な条約の下に仲間に入つてゐるのだつたから自分のみが出先で酒食に耽るのみで...
牧野信一 「円卓子での話」
...屡々(しばしば)人を招いて酒食を饗(きやう)することもあつた...
正宗白鳥 「避病院」
...定州に至り飲酒食肉し...
南方熊楠 「十二支考」
...酒食いで性の悪い奴でやんしたが...
宮嶋資夫 「恨なき殺人」
...今はただ簡単に酒食を携えて川の辺へ行き...
柳田国男 「年中行事覚書」
...其為に酒食を設く...
柳田国男 「山の人生」
...客に酒食を提供して勘定を取る...
山本周五郎 「青べか物語」
...「故郷の郡(しょうぐん)に帰って、諸国の英雄に呼びかけ、義兵を挙げて再び洛陽へ攻め上り、堂々、天下の賊を討つ考えであったのだ」「さもこそ」隊長は、彼の手をひいて、ひそかに自分の室へ請(しょう)じ、酒食を供して、曹操のすがたを再拝した...
吉川英治 「三国志」
...酒食をすすめると...
吉川英治 「三国志」
...「この酒食(く)らい野郎め...
吉川英治 「新・水滸伝」
...宋江はよく郊外の仏寺や盛り場などを見物に出歩いたが、花栄がつけてよこす従者たちには、酒食その他、びた一文も支払わせたことがなく、それが彼らの収入(みいり)にもなったから、「いやしくない客人(まろうど)だ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...庭園に酒食を出して...
吉川英治 「新・水滸伝」
...「よく、遠路もいとわず、来て下すった」と、武芝は、酒食をもうけて、歓待した...
吉川英治 「平の将門」
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