...祝杯を酒盃で交わす...
...酒盃を片手に乾杯する...
...彼女は酒盃を手元に置いた...
...酒盃を交わして歓談する...
...失恋に酒盃をあげる...
...ミヤズ姫がお酒盃を捧げて獻りました...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
...酒盃の獻酬に忙殺せらる...
大町桂月 「十和田湖」
...酒盃は小さいほど可...
種田山頭火 「行乞記」
...・しと/\しぐれる笹のさら/\宿直室にて・電燈一つが長い廊下が冬・年わすれの酒盃へ蝿もきてとまる・ことしもをはりの宿直室でラヂオドラマが泣きだした・年のをはりの風が出て木の葉ふきおとした・きずがそのままあかぎれとなり冬籠る・豆腐屋の笛が...
種田山頭火 「其中日記」
...藤堂知事公も臨席して酒盃を取交わされたという事である...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...一座はいずれも酒盃を手にしたが...
中里介山 「大菩薩峠」
...この酒盃をやぶり汝のくちびるをやぶるところの手だ...
萩原朔太郎 「散文詩・詩的散文」
...この苦き酒盃を離し給へ...
萩原朔太郎 「宿命」
...徐ろに酒盃を上げ下げしながら...
牧野信一 「鏡地獄」
...彼の指先からは酒盃が離れなかつた...
牧野信一 「サクラの花びら」
...酒盃を執りはじめてはゐたが...
牧野信一 「風流旅行」
...席ハネてよりかゝる酒盃に親しみしならむか...
正岡容 「滝野川貧寒」
...そなた持参の銘酒の酒盃(さかずき)を上げよう...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...すなわち酒盃(しゅはい)の滴(しずく)を切ってしまわずに...
柳田国男 「木綿以前の事」
...簡単にいうならば酒盃のうんと大きかったことである...
柳田国男 「木綿以前の事」
...君長は空虚(から)の酒盃(さかずき)を持ったまま...
横光利一 「日輪」
...爾はわれの酒盃をとれ...
横光利一 「日輪」
...いまでは日本食の宴も半ば過ぎてテーブルを囲んだ人々の間を土人街の女が酒盃をみたしてまわっていた...
吉行エイスケ 「孟買挿話」
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