...祝杯を酒盃で交わす...
...酒盃を片手に乾杯する...
...彼女は酒盃を手元に置いた...
...酒盃を交わして歓談する...
...失恋に酒盃をあげる...
...盛んに酒盃をあげながら...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...裁判所の桜若葉がうつくしくてすつかり葉桜となり別れるバスのとまつたところが刑務所の若葉八ツ手若葉のひつそりとして・お留守らしい青木の実の二つ三つ(みどりさんを訪ねて)雲かげもない日のあなたを訪ねて来た・藤棚の下いつせいにおべんたうをひらいて(紫雲藤、幼稚園生)六地蔵さんぽかぽか陽がさした・幾山河あてなくあるいて藤の花ざかり・ぼうたんや咲いてゐるのも散つてゐるのも枯れきつて何の若葉かそよいでゐる(家康鎧掛松)・しんこ細工のうらうら鳥がうまれ魚(サカナ)うまれ蔓ばら咲かせてようはやるお医者くわう/\鳴くや屋上の鶴は二羽(松菱デパート)木馬に乗せられて乗つて春風ぼうしよこちよに、ハイ七階であります、春(エレベーターガール)一階二階五階七階春らんまん“浜松の印象”紅日書楼おとなへば薬くさいのも春の宵句会帰途・一人へり二人へり月は十日ごろ芽ぶいて風が重い足で行く・茶碗は北朗、徳利も酒盃も、酔ふ北朗作るところの壺があつて花が咲いて四月廿九日晴、肌寒く、二俣町...
種田山頭火 「旅日記」
...酒盃擧ぐれど*ネストール...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...一座はいずれも酒盃を手にしたが...
中里介山 「大菩薩峠」
...焦々(いらいら)しく酒盃を取り上げる...
中里介山 「大菩薩峠」
...そのほかは無だ!137いつまで有る無しのわずらいになやんでおれよう?短い命をたのしむに何をためらう?酒盃に酒をつげ...
オマル・ハイヤーム 'Umar Khaiyam 小川亮作訳 「ルバイヤート」
...この苦き酒盃を離し給へ...
萩原朔太郎 「宿命」
...徐ろに酒盃を上げ下げしながら...
牧野信一 「鏡地獄」
...堅く酒盃を慎んでゐたのであるが...
牧野信一 「夜見の巻」
...そなた持参の銘酒の酒盃(さかずき)を上げよう...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...五一松斎も雪之丞も酒盃(さかずき)を傾け始めると...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...手にした酒盃(さかずき)をさしてやって...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...彼女は再び柄杓(ひしゃく)の酒を傍の酒盃に満して彼の方へ差し出した...
横光利一 「日輪」
...彼の見たものは自分の片手に握られた乾いた一つの酒盃と...
横光利一 「日輪」
...あとは酒盃(さけさかずき)やら女の扱帯(しごき)から銭入れの笊(ざる)などが雑多に散らかっている...
吉川英治 「剣難女難」
...さっそく酒盃や皿数(さらかず)が並ぶ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...春海さんの酒盃解禁という妙な私的記念日にあたり...
吉川英治 「随筆 新平家」
...すると一座が急に浮かれて酒盃がかるやかに夜目にも白い運河を越えて...
吉行エイスケ 「孟買挿話」
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