...彼は少し酒癖が悪いので...
豊島与志雄 「自由人」
...ああ、私が悪うございました、どうぞ赤瀬の大将には秘密にお願いいたします、酒癖が悪いため、とんだ粗相(そそう)をしました、どうぞ、どうぞ、お許し願います...
火野葦平 「糞尿譚」
...家内の者達への狂暴は募るばかりで「酒癖が悪い」位ゐでは包み終せなくなつて...
牧野信一 「白明」
...両方で「君は酒癖が悪い」とたしなめ合つてゐたさうです」云々...
正岡容 「東京万花鏡」
...どちらかというと酒癖が悪い方であった...
柳田国男 「故郷七十年」
...久世出雲守の家来で、ここから堀ひとつ隔てた、北新堀の下屋敷に勤めている、名は藤井新五郎、酒癖が悪いので、万清楼でも嫌われ者だったが、おかねのほうでのぼせあがっていたことは、女中たちなかまの評判であった...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...酒癖が悪いというより...
山本周五郎 「風流太平記」
...あれは少し酒癖が悪いし...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...どうしてそう酒癖が悪いんだろうね……...
吉川英治 「剣難女難」
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