...その内に御酒機嫌(ごしゅきげん)の若殿様が...
芥川龍之介 「邪宗門」
...わたくしには陛下の御酒機嫌の夢を御解き申上げる暇がございません...
アナトール・フランス Anatole France 芥川龍之介訳 「バルタザアル」
...九時――九時といえば農場では夜更(よふ)けだ――を過ぎてから仁右衛門はいい酒機嫌で突然佐藤の戸口に現われた...
有島武郎 「カインの末裔」
...酒機嫌の酒森の神(キテイール)のゆがんだ唇からは...
レオニード・ニコラエヴィッチ・アンドレーエフ 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...道誉の酒機嫌は一変した...
吉川英治 「私本太平記」
...おまえ酒機嫌(きげん)じゃないか...
吉川英治 「新・水滸伝」
...いつもの酒機嫌の上に出る声であった...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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