...飲み過ぎて酒代が足りなくなった...
...彼女と飲んでいたら、突然酒代を支払ってくれた...
...酒代の節約のために、自宅で飲むようにしている...
...酒代を出し合ってみんなで飲もう!...
...昨日の夜は酒代が高くついてしまった...
...酒代が出て来ねえや」悪僧は再び手桶を提げて...
江見水蔭 「死剣と生縄」
...)せつかく長い秋の夜をお前ひとりが浮かぬ顔夏中飲んだ酒代を払ひかねての屈托かせつかく長い秋の夜をお前ひとりがふくれ面鼠に借りた蕎麦の粉を虫に食はれた腹だちかかも瓜 (すこし身動きして)あまり騒がないでゐてくれ...
薄田泣菫 「独楽園」
...酒代どころか米代もなくなつた! 金持にならうとはもうとう思はない...
種田山頭火 「松山日記」
...」ヴァシーリイ・セルゲーイチは黙って酒代(さかて)を出して...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「追放されて」
...二三日分の酒代(さかだい)はわけなく稼(かせ)げるのでした...
豊島与志雄 「正覚坊」
...酒代(さかて)は二倍出す...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...父兄から貰う学資を酒代その他に費う者も出来たし...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...染五郎はツイ余計な酒代(さかて)をはずまなければならなかったことなど――今はもう悲しい思い出になってしまったのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...一金一封(五十銭)を酒代として...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...いくらかの酒代(さかしろ)をかならず包んでくれるのである...
火野葦平 「糞尿譚」
...「酒代は幾ら溜つてゐたかね...
牧野信一 「木枯の吹くころ」
...それにしても酒代のだいぶ溜まっている下宿にいて針の刺さっているような飯を三度三度食べるよりは...
正岡容 「寄席」
...利助 ……あんたなぞから酒代を恵んで貰ふ事あ無い...
三好十郎 「地熱」
...残りの二十円を煙草代と酒代にしながら気楽な日を送っておりますような事で...
夢野久作 「S岬西洋婦人絞殺事件」
...その……召上がったお代を払っていただきたいんで」「酒代か」「へい」「正直なやつではある...
吉川英治 「私本太平記」
...何かいいがかりをつけて酒代(さかて)をねだるつもりであろう...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...酒代を酬(むく)いたいと思ったが...
吉川英治 「宮本武蔵」
...シャンパンのキルクがボーイの鉤鼻(かぎばな)から落下すると私のパートナアが横目をつかってボーイに現金で酒代とチップを渡すように催促して別に靴先につける天花粉の代金十仙(セント)を請求する...
吉行エイスケ 「孟買挿話」
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