...それは、聞きしにまさる豪華なものであって、中世紀この方の、武器や、酒のみ道具や、狩猟(しゅりょう)用具などが、いたるところの壁を占領していた...
海野十三 「暗号音盤事件」
...啻に酒のみならず...
大町桂月 「獨笑記」
...二人ながら炉(ろ)のはたに胡坐(あぐら)かきて酒のみながら七兵衛がいふやう...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...酒を飲むときはただ酒のみを味わいたい...
種田山頭火 「夜長ノート」
...酒のみのお客さんには...
豊島与志雄 「潮風」
...「もし大変なことにでもなったら!」五 大酒のみにては不死の霊薬たらず翌日太陽が西に傾いたころ...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...お酒のみだとかいうばかりじゃなく...
中里介山 「大菩薩峠」
...大味で――わしゃ酒のみじゃないけれど...
中里介山 「大菩薩峠」
...そして墓場へやって来る酒のみがあってもその香に酔(よ)い痴(し)れて倒れるほど...
オマル・ハイヤーム 'Umar Khaiyam 小川亮作訳 「ルバイヤート」
...あッしも酒のみゆえ...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...酒のみは相手を一人でもほしがりますでな...
宮地嘉六 「煤煙の臭ひ」
...この二人は共に大酒のみで...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...僕は酒のみを以つて自負してゐる...
吉川英治 「折々の記」
...ぼくは、酒のみでも、ビール飮みでもないから番茶代りに時々チビ/\やるにすぎない...
吉川英治 「折々の記」
...そして、十二階裏や土手の私娼窟などでは、大酒のみと、齒ぎれのいゝ啖呵で、土手のお金の名を賣つてゐたが、やがて年もとり、男から相手にされなくなると、果ては、公園の浮浪者や乞食を客とし、なほ、錢さへもてば、大酒を飮んでゐたといふ...
吉川英治 「折々の記」
...癖の悪い酒のみや...
吉川英治 「新書太閤記」
...「酒のみという奴...
吉川英治 「宮本武蔵」
...煙草のみでも酒のみでも――などが始めの中はこんなものが...
蘭郁二郎 「息を止める男」
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