...焼酎なぞ飲む金で何故腹をこしらへなかつたか...
武田麟太郎 「釜ヶ崎」
...焼酎に交ぜて刺り込む琉球朱の一滴々々は...
谷崎潤一郎 「刺青」
...野菜売りのおばさんから貰つた茗荷を下物に名物の球磨焼酎を一杯ひつかける...
種田山頭火 「行乞記」
...藷焼酎のたゝりで出かけたくないのを無理に草鞋を穿く...
種田山頭火 「行乞記」
...焼酎二杯の自供養をした...
種田山頭火 「行乞記」
...藷焼酎の臭気はなか/\とれないさうだ...
種田山頭火 「行乞記」
...例によつて一杯のんだ(焼酎二合)...
種田山頭火 「行乞記」
...鰺はうまいし焼酎もわるくない...
種田山頭火 「行乞記」
...改めて御礼をいふ、南無樹明如来、焼酎大明神、豆腐菩薩...
種田山頭火 「其中日記」
...W店での焼酎二杯がこたへた...
種田山頭火 「其中日記」
...おれの方でもさして気は進まぬが焼酎をなめながら...
豊島与志雄 「失われた半身」
...鰻の頭をかじりながら焼酎を飲んだ...
豊島与志雄 「擬体」
...あいつが焼酎なんかひっかけて酔っ払うことでしょうね...
豊島与志雄 「庶民生活」
...更に焼酎をひっかけた...
豊島与志雄 「祭りの夜」
...焼酎の壺を取り上げました...
中里介山 「大菩薩峠」
...敷蒲団を一枚屑屋に一円五十銭で売って焼酎(しょうちゅう)を買うなり...
林芙美子 「新版 放浪記」
...塩か福神漬(ふくじんづけ)を摘(つま)みながら濁酒(どぶろく)とか焼酎(しょうちゅう)などを飲み...
山本周五郎 「青べか物語」
...きみ」福田くんはグラスの焼酎を一と息に飲み...
山本周五郎 「季節のない街」
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