...主人の贈物のサイダー瓶に入った芋焼酎をかかえ...
梅崎春生 「幻化」
...僕にとっては、その屋台に行くのは、その夜がはじめてでしたが、しかし、その店はあの辺の新聞記者や雑誌記者、また作家、漫画家などの社交場みたいになっていて、焼酎を飲み、煙草を吸い、所謂(いわゆる)その日その日の「ホットニュウス」を交換し合い、笑い興じている場所だったのです...
太宰治 「女類」
...焼酎の酔い特有の...
太宰治 「人間失格」
...藷焼酎の臭気はなか/\とれないが...
種田山頭火 「行乞記」
...六銭 焼酎五勺(これがやめてよいものなり)・住みなれてふきのとう(改作)三月八日晴...
種田山頭火 「其中日記」
...弐十弐銭 焼酎一...
種田山頭火 「其中日記」
...そこらの青梅を十個ばかり盗んで梅焼酎をこしらへた...
種田山頭火 「其中日記」
...……焼酎を呷る、焼酎が焼酎をよぶ、酔うた、泥酔した、しかし、庵にかへつてぐつすり寝た...
種田山頭火 「其中日記」
...午後、街へ散歩、極上焼酎を買ふ、とても強烈でヂン以上だ...
種田山頭火 「其中日記」
...――ポストへ、焼酎一合、豆腐二丁...
種田山頭火 「其中日記」
...ほんにめづらしい晩酌! といつても目刺をさかなに焼酎をちびりちびりすゝつたのに過ぎないが...
種田山頭火 「道中記」
...茶店で出してくれた燒酎(せうちゆう)で洗つて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...焼酎を飲みながら...
林芙美子 「浮雲」
...薯焼酎(いもせうちう)を飲んでゐた...
林芙美子 「浮雲」
...ムスビを多くさすほど焼酎の出来がよいという(くろしま一四八頁)...
柳田國男 「食料名彙」
...酎(ちゅう)のコップを啜り...
山本周五郎 「季節のない街」
...若いの」「焼酎(しょうちゅう)はだめだ」房二郎は自分のおくびの酒臭さに眉をしかめた...
山本周五郎 「へちまの木」
...焼酎火(しょうちゅうび)のような怒気をムラムラ燃やしながら...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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