...酉の下刻より丑の刻頃まで水上に火燃(もゆ)るを...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...だが三の酉(とり)に私は美佐子と徹夜で遊んだ...
高見順 「如何なる星の下に」
...ぞろぞろと浅草一帯は酉の市の帰りの客で賑わい...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...私は実は酉年(とりどし)で不動さまを信仰しております...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...甲子に革政があるとして辛酉を蔀首とする説...
内藤湖南 「日本文化の獨立」
...酉刻(むつ)半(七時)から朝まで間違いもなく店に居なすったことになる...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...昨夜も酉刻(むつ)半(七時)前によく締めた筈です――え...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...門の扉は酉刻(むつ)(六時)に閉めるが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...昨夜――まだ酉刻半(むつはん)(七時)そこ/\でした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...やがて酉刻(むつ)(六時)になつても酉刻半(むつはん)(七時)になつても準備の物々しさに似ず...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...奧の二間で内儀のお酉と相對しました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...さう言つて首を垂れたお酉の眼には...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...お酉(とり)樣の熊手にブラ下げる」「馬鹿なことを言へ」平次は一應八五郎をたしなめましたが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...(十四)此年(このとし)三の酉(とり)まで有(あ)りて中(なか)一日(にち)はつぶれしかど前後(ぜんご)の上天氣(じやうてんき)に大鳥神社(おほとりじんじや)の賑(にぎわ)ひすさまじく...
樋口一葉 「たけくらべ」
...飯沼慾斎(いいぬまよくさい)の『草木図説(そうもくずせつ)』巻之六(文久元年辛酉1861)※に草(通名)と出で...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...それが始めて唐の段成式(だんせいしき)の『酉陽雑俎(ゆうようざっそ)』という書物に出て居り...
牧野富太郎 「植物記」
...「三の切」は、暗い便りない時雨の日がつづいて、今年もそこに十一月が來た、酉の市が來た...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...酉(とり)の時刻以外は...
吉川英治 「三国志」
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