...三 酉の年の二月に...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...どちらが誘うともなく美佐子と私とはお酉さまに出かけた...
高見順 「如何なる星の下に」
...八日、乙酉、将軍家以下二所より御帰著...
太宰治 「右大臣実朝」
...つい三四日前の酉(とり)の市(いち)で買って来た熊手などが景気よく飾られて...
徳田秋声 「あらくれ」
...癸酉(きゆう)より庚子(こうし)に至りて在位二十八年...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...それを日本で應用し始めたのは菅公時代の三善清行といふ人で辛酉革命...
内藤湖南 「日本文化の獨立」
...宵の酉刻(むつ)から戌刻(いつゝ)迄の間だ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...酉刻(むつ)少し過ぎ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...山谷の正傳寺へ着いたのは酉刻半(むつはん)頃...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...昨夕(ゆうべ)酉刻半(むつはん)過ぎ入谷の寮で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...酉(とり)とか申(さる)とか...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...内儀のお酉(とり)も...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...下男の酉松が教へてくれなきや...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...霜月の酉(とり)には論なく門前の明地(あきち)に簪(かんざし)の店を開き...
樋口一葉 「たけくらべ」
...西町奉行所天保(てんぱう)八年丁酉(ひのととり)の歳(とし)二月十九日の暁方(あけがた)七つ時(どき)に...
森鴎外 「大塩平八郎」
...それから筒井の褒詞(ほうし)を受けて酉の下刻に引き取った...
森鴎外 「護持院原の敵討」
...十八年乙酉、三十九歳...
森鴎外 「能久親王年譜」
...酉兵衛の心をうごかした...
吉川英治 「無宿人国記」
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