...三 酉の年の二月に...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
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大町桂月 「白河の七日」
...そしてなにの歳だといつたからおとなしく酉(とり)の歳だと答へたら「あたしも酉の歳だから仲よくしませう」といつていつしよに こけつこつこ こけつこつこ といひながら袂で羽ばたきをしてあるいた...
中勘助 「銀の匙」
...酉の女というのは...
中里介山 「大菩薩峠」
...御新造さんは酉刻半(むつはん)頃樣子を見に行つて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「その五郎助は昨夜酉刻(むつ)(六時)から戌刻(いつつ)までの間どこに居たんだ」「本所の御屋敷から呼出されて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...顔見知りの近江屋の番頭宇八がやって来て酉刻(むつ)半(七時)過ぎから戌刻(いつつ)半(九時)近くまで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お酉と文治は伊三郎の逢引の合圖を知る筈もなく...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...やがて酉刻(むつ)(六時)少し廻つた頃...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...乙酉の戦災以前すでに/\私の手許にはなかつた...
正岡容 「旧東京と蝙蝠」
...今日は二(に)の酉(とり)でしかも晴天であるから...
正岡子規 「熊手と提灯」
...『酉陽雑俎』に、蛇交(つる)むを見る人は三年内に死す...
南方熊楠 「十二支考」
...此年の干支辛酉(しんいう)が最初に書中に註せられてゐる事である...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...此年享和紀元の辛酉である...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...是は此遊に遅るること三年、癸酉の春、凹巷が河崎敬軒、佐藤子文及霞亭と偕(とも)に芳野に遊んだ時の詩巻である...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...養子霧渓(むけい)は行状に「安永丁酉冬(中略)年四十」と書した...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...その三百六十わたくしは棠軒日録を抄して明治癸酉の歳暮に至つた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...浅草田甫の酉の町吉原を目当てにした参詣の大群年中行事の酉(とり)の市(まち)...
山本笑月 「明治世相百話」
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