...鷺(さぎ)は姉(ねえ)さん相当にそつと右鄰へ腰を下した...
芥川龍之介 「鷺と鴛鴦」
...(鄰りの笛といふ題は僕が詩韻活法から拾つた...
小穴隆一 「二つの繪」
...その貞淑の妻共に鄰り起き伏しする處...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...桜木の近鄰なり...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...四鄰昼の中よりいつに似ず静にて...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...近鄰いづこも洗濯にいそがはしく...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...四鄰寂寞...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...たま/\旧妓八重次近鄰の旗亭に招がれたりとて...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...鄰家は思案外史石橋先生の居邸なり...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...近鄰の園梅既に開くを見る...
断膓亭日記巻之四大正九年歳次庚申 「断腸亭日乗」
...鄰家の冬至梅既に満開なり...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...その鄰りに常夜燈と書いた灯(あかり)を両側に立て連ね...
永井荷風 「寺じまの記」
...向三軒両鄰(むこうさんげんりょうどな)り...
永井荷風 「深川の散歩」
...岩崎家の東鄰には依然として思案外史(しあんがいし)石橋(いしばし)氏の居(きょ)あり...
永井荷風 「礫川※[#「彳+淌のつくり」、第3水準1-84-33]※[#「彳+羊」、第3水準1-84-32]記」
...遅塚麗水(ちづかれいすい)翁またかつてこのあたりに鄰を卜(ぼく)せしことありと聞けり...
永井荷風 「礫川※[#「彳+淌のつくり」、第3水準1-84-33]※[#「彳+羊」、第3水準1-84-32]記」
...現に近年物故した川北朝鄰(ともちか)翁のごときもそんなことをいっていられた...
三上義夫 「文化史上より見たる日本の数学」
...川北朝鄰、岡本則録(のりぶみ)、遠藤利貞、関口開(ひらく)などという面々もやはり同様の傾向をたどった...
三上義夫 「和算の社会的・芸術的特性について」
...しかるに川北朝鄰はすでにして陸軍の教官たる地位を失い大阪に行って和算教授の塾を開かんとしたこともあるが...
三上義夫 「和算の社会的・芸術的特性について」
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