...病を力(つと)めて円月堂と近鄰(きんりん)に住する諸君を見舞ふ...
芥川龍之介 「大正十二年九月一日の大震に際して」
...十八日(大正十一年十二月)一游亭足の指を切る人も病み我も病む意太條初霜や藪に鄰れる住み心冬霜よ心して置け今日あした二十五日小穴隆一...
小穴隆一 「二つの繪」
...鄰席の一群の中に...
大町桂月 「小利根川の櫻」
...家園一旦属ス二西鄰ニ一...
永井荷風 「雨瀟瀟」
...北鄰は待合茶屋なり...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...鄰楼頻に新春の曲を弾ずるものあり...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...其鄰家譲受の事につき地主へ直接問合せの事を中止す...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...夜雨ふり出し鄰家の竹林風声颯颯たり...
断膓亭日記巻之四大正九年歳次庚申 「断腸亭日乗」
...鄰家の冬至梅既に満開なり...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...裏窓の障子(しょうじ)を開けると雪のつもった鄰の植木屋の庭が見える一室に坐るが否や...
永井荷風 「十日の菊」
...向三軒両鄰(むこうさんげんりょうどな)り...
永井荷風 「深川の散歩」
...また大婚式記念郵便切手の発行せられし時都人各近鄰の郵便局に赴き局員に請(こ)ひて...
永井荷風 「礫川※[#「彳+淌のつくり」、第3水準1-84-33]※[#「彳+羊」、第3水準1-84-32]記」
...岩崎家の東鄰には依然として思案外史(しあんがいし)石橋(いしばし)氏の居(きょ)あり...
永井荷風 「礫川※[#「彳+淌のつくり」、第3水準1-84-33]※[#「彳+羊」、第3水準1-84-32]記」
...たまたま鄰人の新聞紙をよみて衣服改良論を称(となう)るものあれば忽(たちまち)雷同して...
永井荷風 「礫川※[#「彳+淌のつくり」、第3水準1-84-33]※[#「彳+羊」、第3水準1-84-32]記」
...委字に鬼字を鄰と為せば...
中谷宇吉郎 「古代東洋への郷愁」
...また川北朝鄰翁の如きも算書を提供したことがあった...
三上義夫 「数学史の研究に就きて」
...しかるに川北朝鄰はすでにして陸軍の教官たる地位を失い大阪に行って和算教授の塾を開かんとしたこともあるが...
三上義夫 「和算の社会的・芸術的特性について」
...必ず鄰(となり)あり」を反駁(はんばく)した形になっている...
和辻哲郎 「孔子」
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