...しかもその空席のあるのは丁度(ちやうど)僕の右鄰(みぎどおり)である...
芥川龍之介 「鷺と鴛鴦」
...人声の沖にて何を呼(よぶ)やらん 桃鄰鼠は舟をきしる暁 翁予其後芭蕉庵へ参(まゐり)とぶらひける時...
芥川龍之介 「芭蕉雑記」
...十八日(大正十一年十二月)一游亭足の指を切る人も病み我も病む意太條初霜や藪に鄰れる住み心冬霜よ心して置け今日あした二十五日小穴隆一...
小穴隆一 「二つの繪」
...老子の最後から二章目の終りに、甘其食、美其衣、安其居、楽其俗、鄰国相望、鶏犬声相聞、民至老死不相往来という、その理想の消極的無政府の社会が描かれてある...
大杉栄 「獄中消息」
...近鄰の藝者家の忰ともわけありとの噂あり...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...鄰家待合の庭に蝉の啼くを聞く...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...此の頃はほと/\四鄰の湫隘なるに堪へやらぬ心地す...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...鄰家は思案外史石橋先生の居邸なり...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...近鄰の園梅既に開くを見る...
断膓亭日記巻之四大正九年歳次庚申 「断腸亭日乗」
...夜雨ふり出し鄰家の竹林風声颯颯たり...
断膓亭日記巻之四大正九年歳次庚申 「断腸亭日乗」
...その鄰りに常夜燈と書いた灯(あかり)を両側に立て連ね...
永井荷風 「寺じまの記」
...裏窓の障子(しょうじ)を開けると雪のつもった鄰の植木屋の庭が見える一室に坐るが否や...
永井荷風 「十日の菊」
...○窓の外は鄰の家の畠である...
永井壮吉 「冬日の窓」
...遅塚麗水(ちづかれいすい)翁またかつてこのあたりに鄰を卜(ぼく)せしことありと聞けり...
永井荷風 「礫川※[#「彳+淌のつくり」、第3水準1-84-33]※[#「彳+羊」、第3水準1-84-32]記」
...盧照鄰(ろしょうりん)の「長安古意」の長詩の中の一句でありますが...
中里介山 「大菩薩峠」
...その作者であるところの盧照鄰という古(いにし)えの薄倖なる詩人に対して...
中里介山 「大菩薩峠」
...あとより来りし四五人づれの旅客かにかくと談判の末一人十銭のはたごに定めて鄰の間にぞ入りける...
正岡子規 「かけはしの記」
...明らかに署名されている通りに長谷川鄰完の奉額である...
三上義夫 「芸術と数学及び科学」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??
