...余の都門に入りてより茲(ここ)に五年...
石川啄木 「閑天地」
...恰好な家も見付からぬ間にいつか残暑も次第に過ぎて都門にようやく秋冷の気が漂う頃となってきた...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...花も霞(かすみ)もその声の裡(うち)に備わりて身は紅塵万丈(こうじんばんじょう)の都門にあるを忘るべし...
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...燈下書に親しむ都門の読書生も...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...都門(ともん)の劇場に拙劣なる翻訳劇出づるや...
永井荷風 「浮世絵の鑑賞」
...都門(ともん)の劇場に拙劣なる翻訳劇出(い)づるや...
永井荷風 「江戸芸術論」
...恨負都門行楽春」と云つてある...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...なかなかこの都門でふさはしき安住はゆるされない...
吉川英治 「折々の記」
...……ああようやく、都門を脱して、今は魚の大海に入り、鳥の青天へ帰ったようなここちがする」と、心から述懐した...
吉川英治 「三国志」
...呉の都門へ入るに先だって...
吉川英治 「三国志」
...「……いまは幕府に追われて都門を捨て...
吉川英治 「私本太平記」
...晴れの都門凱旋(がいせん)の途についておられたのである...
吉川英治 「私本太平記」
...みくるまは早朝、都門を発し、淀川のみなみ、男山の石清水(いわしみず)八幡に御着...
吉川英治 「私本太平記」
...叡山の僧兵までをあげて都門の東西にそそぎこみ...
吉川英治 「私本太平記」
...三月六日」「都門を立つは辰(たつ)ノ刻(こく)」右衛門ノ佐(すけ)義助が...
吉川英治 「私本太平記」
...それが都門を出た三月いらい――きょう五月二十四日――のこの日まで...
吉川英治 「私本太平記」
...又モ十万貫ノ不義ノ財貨ヲ密(ヒソ)カニ都門東京(トウケイ)ヘ輸送セントス...
吉川英治 「新・水滸伝」
...すみやかに都門へ押送(おうそう)するように...
吉川英治 「新・水滸伝」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??
- 俳優の新井浩文さん: 6年10カ月ぶりに仕事復帰した俳優 ⭐
- サッカー選手の長友佑都さん: 39歳DF、来季もFC東京でプレー。W杯目指す。 ⚽
- アナウンサーの杉野真実さん: 第1子を出産した赤ちゃんの両足のショット公開 👶
