...一歩を都門の外に踏み出せば...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...更に飄(へう)として金風一路南へ都門に入りぬ...
石川啄木 「閑天地」
...都門(ともん)の劇場に拙劣なる翻訳劇出(い)づるや...
永井荷風 「江戸芸術論」
...一旦嬌名ヲ都門ニ馳セシムルヤ気ヲ負フテ自ラ快トナシ縦令悲運ノ境ニ沈淪スルコトアルモ自ラ慚ヂテ待合ノ女中牛肉屋ノ姐サントナリ俗客ノ纏頭ニ依ツテ活ヲ窃ムガ如キモノハ殆一人モ有ルコトナカリキ...
永井荷風 「申訳」
...北に寄った都門のそばにあった...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「小フリイデマン氏」
...その味の佳(か)なる事また都門半腐(ともんはんぷ)の者に似ず...
村井弦斎 「食道楽」
...恨負都門行楽春」と云つてある...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...これから先は洛陽の都門...
吉川英治 「三国志」
...人目高いその都門へ...
吉川英治 「三国志」
...呉の都門へ入るに先だって...
吉川英治 「三国志」
...成都門の壕ぎわに...
吉川英治 「三国志」
...張蘊が都門に入る日などはたいへんな歓迎ぶりであった...
吉川英治 「三国志」
...せめて都門を離れるまでは...
吉川英治 「私本太平記」
...晴れの都門凱旋(がいせん)の途についておられたのである...
吉川英治 「私本太平記」
...とまれ都門の東西南北...
吉川英治 「私本太平記」
...それが都門を出た三月いらい――きょう五月二十四日――のこの日まで...
吉川英治 「私本太平記」
...近く都門へ還幸あるにはちがいない――当然...
吉川英治 「私本太平記」
...無断で都門(ともん)を逃亡し...
吉川英治 「新・水滸伝」
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