...たゞフラ/\と都門を出で来し身の...
石川啄木 「閑天地」
...未だ曾て一歩も都門を出でざる也...
大町桂月 「親子遠足の感」
...都門(ともん)の劇場に拙劣なる翻訳劇出づるや...
永井荷風 「浮世絵の鑑賞」
...都門(ともん)の劇場に拙劣なる翻訳劇出(い)づるや...
永井荷風 「江戸芸術論」
...都門(ともん)を離れたお住居(すまい)を...
長谷川時雨 「平塚明子(らいてう)」
...がっしりした都門を抜けて...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...その味の佳(か)なる事また都門半腐(ともんはんぷ)の者に似ず...
村井弦斎 「食道楽」
...これから先は洛陽の都門...
吉川英治 「三国志」
...……ああようやく、都門を脱して、今は魚の大海に入り、鳥の青天へ帰ったようなここちがする」と、心から述懐した...
吉川英治 「三国志」
...「おそらく都門随(ずい)一の見事な髯だろう」と...
吉川英治 「三国志」
...人目高いその都門へ...
吉川英治 「三国志」
...その節は都門にお馬を立てられ...
吉川英治 「三国志」
...成都門の壕ぎわに...
吉川英治 「三国志」
...晴れの都門凱旋(がいせん)の途についておられたのである...
吉川英治 「私本太平記」
...みくるまは早朝、都門を発し、淀川のみなみ、男山の石清水(いわしみず)八幡に御着...
吉川英治 「私本太平記」
...近く都門へ還幸あるにはちがいない――当然...
吉川英治 「私本太平記」
...この一生一期(ご)の大機会を君もよく活(い)かしたまえ」その日に、上奏、また枢密院の任命式なども行われ、ほどなく、一万五千の大軍が、都門を立った...
吉川英治 「新・水滸伝」
...都門(ともん)を去って...
吉川英治 「平の将門」
便利!手書き漢字入力検索