例文・使い方一覧でみる「都落ち」の意味
スポンサーリンク...ついに単身ボロをまとって都落ちをして... 
太宰治 「男女同権」
...都落ち一二月ばかり経（た）った...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...裏街道を都落ちの人と見えて母子づれが通りかゝり...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...都落ちの母子は木蔭で未熟の水瓜を白い皮まで喰い尽して居た所でした...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...今晩これから一寸遠くへ都落ちするつもりで...
林芙美子 「新版 放浪記」
...この勇ましく都落ちする二人に祝ってあげたい...
林芙美子 「新版 放浪記」
...すなわち私の都落ちの直前...
正岡容 「わが寄席青春録」
...すこし旅費が出来たら直ぐに都落ちをするつもりでいた...
夢野久作 「衝突心理」
...都落ちの一人である...
吉川英治 「三国志」
...飽かずして別るる君が名残りをばのちのかたみにつつみてぞおく……これは平家都落ちの夜...
吉川英治 「私本太平記」
...忠度（ただのり）都落ち...
吉川英治 「私本太平記」
...平家都落ちのむかしとて...
吉川英治 「私本太平記」
...都落ちを見まいものでないとして...
吉川英治 「私本太平記」
...都落ちの時、病人の足利義栄（よしひで）をつれて阿波へ逃げた十河存保（そごうまさやす）が、総指揮に当っている...
吉川英治 「新書太閤記」
...（二八・一〇・四）＊“一門都落ち”は平家史中での大きなやまである...
吉川英治 「随筆 新平家」
...平家の宿命と脆（もろ）さもあり“一門都落ち”のあわただしさも余儀なくされたものと思われる...
吉川英治 「随筆 新平家」
...都落ちといえば、平家落去のさい一門自体の手で行われた古巣焼きは、どれほどな範囲の焦土を作ったものか古記もよく誌（しる）してないが、しかし、首都の土というものは、じつに何度も何度もよく焼かれているものだとつくづく思う...
吉川英治 「随筆 新平家」
...――一門都落ち...
吉川英治 「随筆 新平家」
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