...東都名物の私娼窟(ししょうくつ)玉(たま)の井(い)へ連れていったのだった...
海野十三 「幸運の黒子」
...全く京都名所地理に不案内な案内者でした...
竹久夢二 「砂がき」
...三広重の山水中江戸の風景を描きしものを挙(あ)ぐるに、名所江戸百景、江戸近郊八景、東都名所、江都勝景(こうとしょうけい)、江戸高名会亭尽(えどこうめいかいていづくし)、名所江戸坂尽(めいしょえどさかづくし)なぞ題されたる一枚摺錦絵あり...
永井荷風 「江戸芸術論」
...広重の江戸名所を描けるものその一は東都名所あるひは江都勝景と題せし横絵なり...
永井荷風 「江戸芸術論」
...横絵の東都名所は東海道五十三次(とうかいどうごじゅうさんつぎ)と同じくその布局は細密なる写生に基(もとづ)き...
永井荷風 「江戸芸術論」
...広重が描ける東都名所(横絵)の全部を蒐集(しゅうしゅう)してあたかもゴンクウルが北斎歌麿に対せしが如く細大漏(もら)さずこれを説明せんことは今余の微力のよくする所ならず...
永井荷風 「江戸芸術論」
...東都名所の中(うち)その画題を隅田川花盛(はなざかり)となしたる図の如きを見よ...
永井荷風 「江戸芸術論」
...東都名所は人物を配置して風景中に自(おのずか)ら江戸生粋(きっすい)の感情を溌剌(はつらつ)たらしめたり...
永井荷風 「江戸芸術論」
...東都名所新吉原と題したる日本堤夜景の図を見よ...
永井荷風 「江戸芸術論」
...今Rouart(ルアール)氏の所蔵せる東都名所御廐川岸驟雨(おんまやがししゅうう)の図を見るに...
永井荷風 「江戸芸術論」
...都名所※會はあまり大部であつて他に案内書となすべきものが見當らなかつた故である...
永井荷風 「十年振」
...一立斎広重(いちりゅうさいひろしげ)の『東都名勝』の中(うち)赤羽根の図を見ると柳の生茂(おいしげ)った淋しい赤羽根川(あかばねがわ)の堤(つつみ)に沿うて大名屋敷の長屋が遠く立続(たちつづ)いている...
永井荷風 「日和下駄」
...斯様には名(なづ)け侍(はべ)り」(浮世物語)都名所図絵(みやこめいしょずえ)には...
中里介山 「大菩薩峠」
...さしさわりのないその辺の京都名代の大寺の住職に毒水禅師というのがあったと思い給え...
中里介山 「大菩薩峠」
...(都名所図会拾遺...
柳田國男 「日本の伝説」
...東都名代の橋づくし鉄橋の元祖は本材木町弾正橋復興以後の立派な橋々と違って...
山本笑月 「明治世相百話」
...東都名題の名人づくり金造(きんぞう)独楽...
吉川英治 「江戸三国志」
...都名物の一つと聞かされたには...
吉川英治 「私本太平記」
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