...行方を晦ますのに都合が好いものですから」この小虎の物語で...
江見水蔭 「死剣と生縄」
...相当の用が足りるので都合が好いといっておりますが...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...これは彫刻なら立体的に物の形が現われて都合が好いと考えたからであります...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...提灯があるなら大変都合が好いと思って僕は遠慮なくそれを受けとって...
田中貢太郎 「提灯」
...自分に都合が好いように解釈したらしく...
谷崎潤一郎 「細雪」
...方々都合が好いように行きゃしない...
近松秋江 「別れたる妻に送る手紙」
...足を洗うのに都合が好いようであった...
徳田秋声 「縮図」
...そこでなるべく乗客は中途で下す方が都合が好い...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...万事そうやれば双方のためにどのくらい都合が好いか知れんです」他の客が続いてこう云った時...
夏目漱石 「行人」
...遥(はる)かに都合が好いと考え直した彼は...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...大変都合が好いのですけれども...
夏目漱石 「文芸と道徳」
...言い現(あらわ)すのに都合が好いから借用する...
長谷川時雨 「田沢稲船」
...僕は都合が好いと思ふ...
エドガア・アルラン・ポオ Edgar Allan Poe 森林太郎訳 「病院横町の殺人犯」
...尤も病院へは返つて都合が好いだらう...
牧野信一 「F村での春」
...こんな場合ほんとうに都合が好いと私は感心した...
牧野信一 「タンタレスの春」
...都合が好いことには俺は空気にでも酔つ払ふことが出来るんだ...
牧野信一 「変装綺譚」
...ススキの花穂が高く挺出しているのは風を迎えるに都合が好いからである...
牧野富太郎 「植物記」
...お前の都合が好いなら...
シュニッツレル Arthur Schnitzler 森鴎外訳 「みれん」
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