...国防献金ももはや問題とならない(但し恤兵(じゅっぺい)事業等は郷党の心からなる寄附金による事が望ましい)...
石原莞爾 「戦争史大観」
...彼等は正造に挨拶の暇もあたえずに郷党の情勢をきかせた...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...また一つには郷党の青年の勉学の足がかりを造っておきたかったのである...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...これをもって郷党民間の交際を軽重するに足らずとの意味ならん...
福沢諭吉 「学問の独立」
...心私(ひそ)かに郷党(きょうとう)に誇りたりき...
福田英子 「妾の半生涯」
...郷党が交(こう)を結ぶ場合には...
柳田國男 「名字の話」
...姫山を中心とする郷党の出入りは物々しく...
吉川英治 「黒田如水」
...多くの郷党もみな嘆き悲しんでいるので...
吉川英治 「三国志」
...郷党預けに付されておったか」上杉憲房は...
吉川英治 「私本太平記」
...郷党ばらのいう血まつりなどはもってのほかで...
吉川英治 「私本太平記」
...郷党(きょうとう)の二篇があり...
和辻哲郎 「孔子」
...たとい学而と郷党とが『論衡(ろんこう)』に言う斉魯二篇に当たらないとしても...
和辻哲郎 「孔子」
...斉魯二篇の他の一篇たる郷党篇は全然孔子の面影を伝えようとしたものである...
和辻哲郎 「孔子」
...郷党篇が最初にあげているのは孔子が公的生活においてどういうふうにふるまったかである...
和辻哲郎 「孔子」
...郷党の人々とつきあう時には恭順朴訥(きょうじゅんぼくとつ)であった...
和辻哲郎 「孔子」
...そうして郷党の老人を敬(うやま)い労(いたわ)ったのである...
和辻哲郎 「孔子」
...だから学而や郷党が編纂された時に...
和辻哲郎 「孔子」
...だから郷党篇において最初の孔子伝が録せられたときにも...
和辻哲郎 「孔子」
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