...それが郷党に一種の気風をかもす結果となっていた...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...或はさきに郷党を遁れた古河派が策動し中傷した結果でもあったのか...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...ただ、わしはこれがために再び議員として立つことができなくなるかもしれぬ」「そんなことがあるものですか、郷党の人たちは、どこまでも先生を支持するにちがいありません」「人心というものはそうでない...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...郷党の有志も勧告に上京した...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...「私は四十五になりますが、寒い時には裘(かわごろも)を一枚着、暑い時には葛衣(かたびら)を一枚着、そして、朝と晩には、粥をいっぱいずつ食べて、初めからすこしも物を無駄にはいたしませんが、それでも平生(いつも)困っております、だから冬暖かい年があっても、寒さにふるえ、年が豊かでも飢に苦しんでおります、だから一人の知己もありません、家には無論蓄積がありませんから、妻や児(こども)までが軽蔑します、郷党は郷党で、交際をしてくれません、私は他に訴える所がありません、大神は富貴の案を主(つかさど)っておられますから、お呵(しかり)を顧みずにお願いいたします、どうか私の将来のことをお知らせくださいますとともに、いつがきたならこの困阨(こんやく)を逃れて、苦しまないようになりましょうか、それをお知らせくださいまして、枯魚(こぎょ)が斗水(とすい)を得るように、また窮鳥が休むに好い枝に托(つ)くようになされてくださいませ、それが万一、私の運が定っていて、後からどうすることもできなくて、一生を薄命不遇に終らねばならぬようになっておってもかまいません、どうかお知らせくださいますように」友仁はそのままそこへ※伏(せんぷく)していた...
田中貢太郎 「富貴発跡司志」
...郷党(きょうとう)のちゃきちゃきです...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...この郷党の先輩について書いておく...
野村胡堂 「胡堂百話」
...かつこの洋学を勉むればこれによりて誉れを郷党朋友に得るかというに...
福沢諭吉 「成学即身実業の説、学生諸氏に告ぐ」
...心私(ひそ)かに郷党(きょうとう)に誇りたりき...
福田英子 「妾の半生涯」
...合祀によって郷党の信仰心を高め...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...又は郷党的な勢力を以て...
夢野久作 「近世快人伝」
...姫山を中心とする郷党の出入りは物々しく...
吉川英治 「黒田如水」
...多くの郷党もみな嘆き悲しんでいるので...
吉川英治 「三国志」
...郷党のために学業の精舎を建て...
吉川英治 「三国志」
...郷党たちによる共同の責任のもとに“牢舎預け”となっていた...
吉川英治 「私本太平記」
...郷党の人々とつきあう時には恭順朴訥(きょうじゅんぼくとつ)であった...
和辻哲郎 「孔子」
...子罕の両篇は孔子自身の述懐や孔子の人となりについての弟子の語やあるいは郷党と同様な孔子の生活描写など...
和辻哲郎 「孔子」
...そうして次に三において『論語』の内の古い層として学而(がくじ)・郷党(きょうとう)の二篇および為政(いせい)・八(はちいつ)・里仁(りじん)・公冶長(こうやちょう)・雍也(ようや)・述而(じゅつじ)・子罕(しかん)の七篇を見いだした...
和辻哲郎 「孔子」
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