...さるやんごとなきあたりの夫人が...
芥川龍之介 「るしへる」
...やんごとなきお顔をお隠しになる扇の影からもそのお笑いがよく伺(うかが)われます...
岩野泡鳴 「猫八」
...もとよりやんごとなき都の上(じやうらふ)にてましましければ...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...其の他やんごとなき方々香水のかをりを四方に薫(くん)じつゝ...
徳富盧花 「燕尾服着初の記」
...やんごとなきお方の落(おと)し胤(だね)...
中里介山 「大菩薩峠」
...やんごとなき公卿様(くげさま)の姫君でいらせられるというお話であるのに...
中里介山 「大菩薩峠」
...やんごとなき身で...
中里介山 「大菩薩峠」
...わがやんごとなき父君...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...所謂「やんごとなき」貴族の姫君等に対して...
萩原朔太郎 「月の詩情」
...やんごとなき御女性に仕えていた蝴蝶という若い女も...
長谷川時雨 「田沢稲船」
...斯樣なやんごとなき殿上人の奧州...
原勝郎 「日本史上の奧州」
...多数の王族女性がやんごとなき慣習を拒否して一般男性と結婚するようになりました...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...外国のさるやんごとなき御方のわりなく思ひつゞけられ其慾のとげられぬ為...
正岡子規 「読書弁」
...(c)わたしは或るやんごとなきお方*が...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...まさにこの世を去ろうとする人々にのみ選挙によって与えられる**やんごとなき官位があるが...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...やんごとなき方々の台臨を仰いだ程の学校である...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...やんごとなきお人と...
吉川英治 「私本太平記」
...やんごとなき宮すじの姫が六条の妓家(ぎか)に養われていたり...
吉川英治 「私本太平記」
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