...〔評〕榎本武揚(えのもとぶやう)等五稜郭(りようかく)の兵已に敗る...
佐藤一齋・秋月種樹(古香) 山田濟齋訳 「南洲手抄言志録」
...輪郭だけではあるとしても田川夫人が感づいているなと直覚した...
有島武郎 「或る女」
...室蘭湾から見たウスヤマ〔有珠山〕の輪郭...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...姉の方が総(す)べての輪郭が大作りに出来ていた...
谷崎潤一郎 「細雪」
...以上は一般に科学に於ける方法なるものの単なる輪郭に就いて...
戸坂潤 「科学論」
...輪郭も崩れてはゐない...
林芙美子 「晩菊」
...まったくきっぱりした輪郭となった...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「黒猫」
...その外郭に注意を集中しようというのだ...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「マリー・ロジェエの怪事件」
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前田普羅 「普羅句集」
...この經驗要素たる印象は物理的な原子のやうに各自獨立の存在と明確な輪郭とをもつてゐる...
三木清 「認識論」
...「聞く度に珍らしければ郭公(ほととぎす)いつも初音の心地こそすれ」と申す古歌に本(もと)づき...
森鴎外 「興津弥五右衛門の遺書(初稿)」
...その圓い圓盤の輪郭はまたくつきりして來て...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...限られた城郭の中だけに押しあい揉み合いして...
吉川英治 「上杉謙信」
...郭図(かくと)...
吉川英治 「三国志」
...待ちうけたり」「郭淮...
吉川英治 「三国志」
...梁(べんりょう)城の一郭...
吉川英治 「新・水滸伝」
...それからその遊郭に二三年の月日が流れた...
若杉鳥子 「ある遊郭での出来事」
...石楠木(しやくなぎ)咲き、郭公、啼く...
若山牧水 「樹木とその葉」
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