...たった一つだけまっ黒なままでいつまでも輪郭を見せないようだった...
有島武郎 「或る女」
...舟の平面図は右に輪郭図で示してある...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...明の天啓五年に於て偶然に長安の郭外に於て工夫の爲に發堀せられ...
イー、エー、ゴルドン 高楠順次郎訳 「弘法大師と景教との關係」
...この行動主義には無論略々輪郭のある思想はあったが...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...世界観というと文学や常識や又生活から独立して予め出来上っているレディーメードの輪郭か...
戸坂潤 「思想としての文学」
...黒い輪郭だけの患者が仰臥している...
外村繁 「落日の光景」
...爾雅の郭璞の序の疏に春秋元命包を引いてゐるが...
内藤湖南 「爾雅の新研究」
...でなければ遊郭の付近であった...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...郭外(フォーブール)サン・ジェルマンの辺鄙(へんぴ)な淋しいところにある...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「モルグ街の殺人事件」
...郭公鳥(かっこうどり)がしきりに啼(な)いていた...
本庄陸男 「石狩川」
...郭いわくようやく炬を益せばすなわち別つべしとありて...
南方熊楠 「十二支考」
...あるいは時鳥と郭公の友であり同胞であったという話の如く...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...郭公鳥かと思った...
山本周五郎 「山彦乙女」
...郭の夫人を訪問して...
吉川英治 「三国志」
...郭(かくし)の軍勢が城門に押しよせ...
吉川英治 「三国志」
...一方、郭軍も、ようやく、戦い疲れていた...
吉川英治 「三国志」
...郭(かくし)の人数を蹴ちらして来た...
吉川英治 「三国志」
...漢中はおのずから平安になるでありましょう」郭淮(かくわい)の理をつくした言葉に...
吉川英治 「三国志」
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