...出羽(でわ)の郡司(ぐんじ)の娘...
長谷川時雨 「田沢稲船」
...そのころはまだ郡司(ぐんじ)大尉が大川から乗出し...
長谷川時雨 「マダム貞奴」
...郡司大尉の千島探検隊の出発から遅れること十カ月...
久生十蘭 「新西遊記」
...それから夜毎に郡司の息子は女のもとへ通い出した...
堀辰雄 「曠野」
...四しかしその郡司の息子には...
堀辰雄 「曠野」
...その郡司の館のある湖にちかい村にかかったときは...
堀辰雄 「曠野」
...郡司は女に一枚の小袿(こうちぎ)を与えて...
堀辰雄 「曠野」
...郡司はその女の小袿姿を見ると...
堀辰雄 「曠野」
...参河国の郡司妻二人に養蚕をさせるに...
南方熊楠 「十二支考」
...かの郡司の子孫今にその業を伝えて犬頭という絶好の糸を蔵人所(くろうどどころ)に納めて...
南方熊楠 「十二支考」
...真壁の郡司や相馬(そうま)の城主高貞(たかさだ)など――そういった歴々の帰依者(きえしゃ)も...
吉川英治 「親鸞」
...また、城主、郡司(ぐんじ)、その臣下、そして、集まっている無数の民衆がいる...
吉川英治 「親鸞」
...わしは比企(ひき)の郡司の庁まで行くところだから...
吉川英治 「平の将門」
...けれど、太刀も立派なのを横たえ、都の人々でも、左大臣家の誰彼でも、この地方の国司、郡司でも、みな呼び捨てになさいます...
吉川英治 「平の将門」
...足立郡司判官代(あだちのぐんじほうがんだい)...
吉川英治 「平の将門」
...足立郡司判官代(あだちのぐんじほうがんだい)という肩書のある武蔵武芝と...
吉川英治 「平の将門」
...郡司や府官は、堺まで出迎え、宿舎には、砂を撒き、白木の御所を調え、ここでも新皇あつかいである...
吉川英治 「平の将門」
...土地の郡司や村の長(おさ)など...
吉川英治 「源頼朝」
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