...太郎君は前世での自分よりも今の自分の人生の方が大切だと思っている...
...バシャンバシャン水音をさして半四郎君が台所へ顔を出した...
伊藤左千夫 「水籠」
...傳一郎君(でんいちろうくん)は倒潰家屋内(とうかいかおくない)に踏(ふ)み留(とゞ)まり...
今村明恒 「地震の話」
...「おや、玉太郎君かい...
海野十三 「恐竜島」
...一郎君もいすから立って...
江戸川乱歩 「仮面の恐怖王」
...大隅(おおすみ)忠太郎君は...
太宰治 「佳日」
...佐伯の隣りの椅子に、腰をおろして、「五一郎君、」とはじめて佐伯の名を、溜息と共に言い、「そんなふてくされたものの言いかたをするものじゃないよ...
太宰治 「乞食学生」
...最初服部書店国太郎君の懇請にほだされて書き...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...かの大佛次郎君なぞは大衆物に...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...あとをもとの音次郎君にわたした...
新美南吉 「川」
...青ざめた顔を兵太郎君がしかめた...
新美南吉 「川」
...兵太郎君のかた足ずつをふいた...
新美南吉 「川」
...兵太郎君は学校へこなくなってしまったのである...
新美南吉 「川」
...やはり水戸の学生である大津八郎君が来てゐて龍吉君とトランプを戦はせてゐた...
牧野信一 「五月六日」
...右の大久保三郎君よりは私が一足先きであったことである...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...久保田万太郎君と自分とのおつきあひも既に十年になつた...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...三太郎君はハッとして慌てながらその文字を下駄(げた)で踏み消しました...
夢野久作 「卵」
...三太郎君は奇妙な...
夢野久作 「卵」
...當時長野市にゐた紫山武矩君方で逢つた同君の末弟四郎君であつた...
若山牧水 「樹木とその葉」
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