...ろこつに私を邪魔もの扱いにするのもいる」「まことに...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...父親は一層お島たちのために邪魔もの扱いにされた...
徳田秋声 「あらくれ」
...自分自身が其場に不調和な邪魔もののような気もした...
豊島与志雄 「好意」
...中間(ちゅうかん)にあるその邪魔ものが彼女の胸を突ッついた...
夏目漱石 「明暗」
...婚礼の席には邪魔ものだ...
林不忘 「若き日の成吉思汗」
...だってこの頃はあなたの体の中にはいりこんだ邪魔ものとさえ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...さ候へば却而(かへつて)邪魔ものなるべし...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...「さ候へば却而邪魔ものなるべし...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...あんなにたくさんの邪魔もので上から上へとおおっているのか...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...他のすべての邪魔ものをふりほどいて...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...市区改正や交通整理で縁日も追い追いに邪魔もの扱い...
山本笑月 「明治世相百話」
...異教という邪魔ものや...
吉川英治 「江戸三国志」
...こんなとき邪魔ものになるような良心めいたものは元々(もともと)持っていなかった...
吉川英治 「大岡越前」
...「邪魔ものは董太后(とうたいこう)である」と...
吉川英治 「三国志」
...目のまえにあった泰山(たいざん)のような邪魔ものが崩れて一ときにべつな視野を見たような感でもあったが...
吉川英治 「私本太平記」
...わしをして旧弊のあらゆる邪魔ものを破壊させ...
吉川英治 「新書太閤記」
...も一つ君がいるからだ……君がここにいればこそ僕たちは何んの邪魔ものもなく恋を楽しむことが出来たんだ...
蘭郁二郎 「※[#「氓のへん/(虫+虫)」、第3水準1-91-58]の囁き」
...母は思ひがけなくはいつた邪魔ものを...
若松賎子 「鼻で鱒を釣つた話(実事)」
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