...切角の邂逅(めぐりあひ)なれば...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...この店先きで折々邂逅(であ)う五分刈の大きな頭の近眼鏡をギラギラ光らした青年があった...
内田魯庵 「硯友社の勃興と道程」
...私は再びこの青年と街で邂逅(めぐりあ)った...
モリス・ルヴェル Level, Maurice 田中早苗訳 「誰?」
...いわばあなたとの最初の邂逅(かいこう)が...
田中英光 「オリンポスの果実」
...川棚温泉で昨夏相識の坊さんに邂逅した...
種田山頭火 「行乞記」
...あの印象的な大石練吉との邂逅(かいこう)や...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...なるほど私と三谷氏との邂逅も偶然だつたが...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...彼はダヴィデとサウルの邂逅(かいこう)を取り扱いたかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...偶然銀座通で邂逅(かいこう)した際には...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...その艱苦が気にかからなくなる時機に邂逅(めぐりあ)えるものと信じ切っていたらしいのです...
夏目漱石 「こころ」
...思い儲(もう)けぬ処に邂逅(であ)いて...
福田英子 「妾の半生涯」
...老幇間と邂逅された顛末を叙された「草紅葉」の二随筆があつて...
正岡容 「異版 浅草燈籠」
...八幡宮境内(けいだい)で邂逅した...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...」〔欄外「救済と伝統」「伝統と邂逅」〕『正信偈』は...
三木清 「親鸞」
...山陽と邂逅致申候...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...丁度無学な者にも神との邂逅(かいこう)が許されているのと同じである...
柳宗悦 「民藝四十年」
...せっかくな天与(てんよ)の邂逅(かいこう)...
吉川英治 「新・水滸伝」
...偶然に邂(めぐ)り合うとは……』其処(そこ)で二人は...
蘭郁二郎 「腐った蜉蝣」
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