...その前に緑色の火屋(ほや)の小さいランプに明りが附けて供へてあつて...
アルチバシェッフ・ミハイル・ペトローヴィチ Artsybashev Mikhail Petrovich 森林太郎訳 「死」
...暗いものの標語に花火屋の行燈(あんどん)というが...
淡島寒月 「亡び行く江戸趣味」
...ランプの火屋(ほや)を研(みが)いてゐた...
石川啄木 「足跡」
...ランプの火屋(ほや)を研いてゐた...
石川啄木 「足跡」
...薄暗く火屋(ほや)の曇つた...
石川啄木 「鳥影」
...火屋(ほや)も笠も...
泉鏡花 「唄立山心中一曲」
...丸火屋の台ランプが...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...荒火屋(アラビヤ)...
土井晩翠 「新詩發生時代の思ひ出」
...細長い火屋の中が...
夏目漱石 「道草」
...三年に一度位ずつは大風か大雪で笠と火屋(ほや)が転がり落ちますよ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...花火屋に居候をして居たこともある相です」「それから」「煙草好きも伯次さんで...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...花火屋に居候をしていたこともあるそうです」「それから」「煙草好きも伯次さんで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...火屋(ほや)の中に首でも突つ込んだのか...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...一歩片足があの火屋の閾の外に出た時...
水野仙子 「響」
......
三好達治 「短歌集 日まはり」
...花散りて籾(もみ)は二葉(ふたば)にもえあがり 以之春ともいはぬ火屋(ひや)の白幕(しろまく)桃鯉(とうり)やう/\と峠(とうげ)に掛(かか)る雲霞(くもかすみ)淡水(たんすい)火屋というのは火葬場に設けた仮小屋のことで...
柳田国男 「木綿以前の事」
...篝火屋(かがりや)を設け...
吉川英治 「私本太平記」
...青磁(せいじ)の火屋(ほや)がはいっている...
吉川英治 「べんがら炬燵」
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