...かれの在野遺賢の無聊(ぶりょう)をなぐさめてやった...
太宰治 「愛と美について」
...という和歌を一首つくって末弟に与えかれの在野遺賢の無聊(ぶりょう)をなぐさめてやった...
太宰治 「ろまん燈籠」
...今の世には賢人顔をしている気六(きむ)ずかしい遺賢などは探し出してもなんの役にも立ちません...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...はなはだしきは「野(や)に遺賢なし」と言いてこれを悦ぶ者あり...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...野(や)の遺賢は貢士として集められ...
本庄陸男 「石狩川」
...けだし野(や)に遺賢(いけん)なからしむる意味で...
吉川英治 「剣の四君子」
...世にかくれているものだろうか」「野(や)に遺賢(いけん)なしということばがありますが...
吉川英治 「三国志」
...なお遺賢(いけん)がいるだろうか」「襄陽(じょうよう)宜城(ぎじょう)の人で...
吉川英治 「三国志」
...遺賢をムダに遊ばせておかない智恵が自然な地と水の如く繞(めぐ)りよく思い巡らされていた...
吉川英治 「新・水滸伝」
...野(や)には遺賢(いけん)だらけだ...
吉川英治 「新・水滸伝」
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