...彼は遺孤だと悲しそうに語った...
...彼女は遺孤支援のための募金活動に参加している...
...運命に残された遺孤たちは、孤独な人生を送らなければならない...
...私たちは遺孤たちに優しく接して彼らの心の支えになろう...
...彼が遺孤になるとは誰も予想していなかった...
...その遺孤を擁(よう)して...
中里介山 「大菩薩峠」
...安城渡(あんじやうと)の激戰に戰死された松崎大尉の遺孤(ゐこ)だつたのだ...
長谷川時雨 「日本橋あたり」
...先方は義理固くて大将の遺孤(いこ)を見捨てる気は夢さらない...
久生十蘭 「うすゆき抄」
...風摩小太郎の遺孤だと知ったら...
久生十蘭 「うすゆき抄」
...しかし遺孤(いこ)の劉(りゅうき)――すなわちその嫡子はなおわが劉皇叔のもとに養われている...
吉川英治 「三国志」
...玄徳の遺孤(いこ)を奉じて...
吉川英治 「三国志」
...遺孤(いこ)を託(たく)す一この年四月頃から蜀帝玄徳は永安宮の客地に病んで...
吉川英治 「三国志」
...遺孤(いこ)劉禅(りゅうぜん)をようやく立てたばかりの敵の情勢においてはです」「五路とは...
吉川英治 「三国志」
...その臨終に六尺(りくせき)の遺孤信長を...
吉川英治 「新書太閤記」
...そして、先君の遺孤、主君の信長を、主と護るのみでなく、わが子とも思いこめて、守役の大任を負いとおして来たのだった...
吉川英治 「新書太閤記」
...自分に託して世を去った明智家の遺孤(いこ)なのだ...
吉川英治 「新書太閤記」
...遺孤(いこ)を孔明(こうめい)に託して逝(い)った...
吉川英治 「新書太閤記」
...幼い遺孤(いこ)を守り立てて高松へ参陣していた岡山衆の心境は...
吉川英治 「新書太閤記」
...「…………」列座の諸将の眸はみなこのあどけない遺孤(いこ)に注がれていた...
吉川英治 「新書太閤記」
...小野政秀の遺孤ときこえて信長に不愍(ふびん)がられ...
吉川英治 「新書太閤記」
...信長の正嗣(せいし)として立てた三法師(さんぼうし)(秀信(ひでのぶ))をただ守り立てるためとして――自己を劉備玄徳(りゅうびげんとく)に遺孤(いこ)を託された諸葛孔明(しょかつこうめい)の心事になぞらえ――ひたすら時節を待って来たのであった...
吉川英治 「新書太閤記」
...あなた方に遺孤(いこ)を托したのも...
吉川英治 「平の将門」
...太閤の遺孤秀頼を擁する大坂城では...
吉川英治 「宮本武蔵」
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