...大会で決めた方針を皆が遵奉して行けば...
浅沼稲次郎 「まあまあ居士の弁」
...忠實に傳統を遵奉されて來たものであらう...
竹内勝太郎 「淡路人形座訪問」
...何を以て外人に我國の法律を遵奉させることが出來ますか...
田中正造 「公益に有害の鑛業を停止せざる儀に付質問書」
...そのロンドンらしい「遵奉されたる蕪雑(ぶざつ)さ」において...
谷譲次 「踊る地平線」
...制度ハ国ノ制度ヲ遵奉(じゆんぽう)セザル可(べ)カラズトイヘドモ...
中里介山 「大菩薩峠」
...しかし事実上彼らはパノラマ的のものをかいて平気でいるところをもって見ると公然と無筋を標榜(ひょうぼう)せぬまでも冥々(めいめい)のうちにこう云う約束を遵奉(じゅんぽう)していると見ても差支(さしつかえ)なかろう...
夏目漱石 「写生文」
...またこの宗教の旨をそのままに遵奉(じゅんぽう)すれば...
新渡戸稲造 「自警録」
...名探偵ホームズがこの平凡な真理をマキシム〔信条〕として遵奉(じゅんぽう)しているのはゆえあるかなといえる...
平林初之輔 「ホオムズの探偵法」
...単にこれを遵奉するに止まらず...
慶応義塾 「修身要領」
...ひたすら神と力を遵奉(じゅんぽう)した...
牧野信一 「吊籠と月光と」
...人間の最大の義務の一つは造物主に栄光あらしめるため子供を産むにあるとするその予言者の教えを遵奉して...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...これを遵奉したのであって...
三上義夫 「文化史上より見たる日本の数学」
...「マルクスの遵奉者は惟(おも)うに...
三木清 「科学批判の課題」
...吾輩豈不遵奉耶...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...課業を遵奉(じゅんぽう)することをも怠り...
森鴎外 「渋江抽斎」
...けれども信心や、法律の遵奉や、慈悲や恵与や、忠節や率直となると、我々はそれらを彼らほどに持たないために得をし、彼らはその点で我々より優れているためにかえって損をし、売られたり裏切られたりした...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...齊國は彼が行ひたりし政治を遵奉せしが故に...
司馬遷 箭内亙訳註 「國譯史記列傳」
...それでも極めて忠実に命令を遵奉しているにはいた...
夢野久作 「巡査辞職」
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