...遲くあさ飯を一緒に喰つてしまつた頃...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...またの名は大穴牟遲(おほあなむぢ)の神といひ...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...連甕(つらみか)の多氣佐波夜遲奴美(たけさはやぢぬみ)の神...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...次に當藝志比古の命は、血沼の別、多遲麻の竹の別、葦井の稻置が祖なり...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...「少し手遲れなのが何より殘念だ...
高濱虚子 「續俳諧師」
...道理で遲いと思つた...
田山花袋 「歸國」
...こんな手遲れにならんうちになぜ早く呼んでくださらなかったか...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...日本では是とは遲れて藏經が出版されて居る...
内藤湖南 「大阪の町人と學問」
...あまり遲くなると店の方が面倒になりますから...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...早出の遲歸(おそがへ)りを續けた爲に...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...到頭嫁(ゆ)き遲れになつたといふ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...私の遲いのに氣が付いて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...然しながら奧州はやはり依然として文明進歩の遲々たる所で...
原勝郎 「日本史上の奧州」
...氣(き)に向(む)ひた時(とき)は今夜(こんや)のやうに遲(おそ)くまで挽(ひ)く事(こと)もありまするし...
樋口一葉 「十三夜」
...あの被覆(おほひ)をせられたもの!遲過ぎてからか...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 堀辰雄訳 「窓」
...私は一年遲く入つた鈴木との交遊の爲に前後三級に渡つての幾人かの人達と文學を語り興奮を覺えたものの...
牧野信一 「文學的自叙傳」
...『女王樣(ぢよわうさま)がお前(まへ)の事(こと)をお訊(き)きになつた!お前(まへ)は女王樣(ぢよわうさま)が些(や)や遲(おく)れてお出(い)でになつたことを知(し)つてるだらう...
レウィス、キァロル Lewis Carroll 丸山英觀訳 「愛ちやんの夢物語」
...君にお目にかかつたあの晩遲くだつたかな」「………それからお會いにならない?」「會わない...
三好十郎 「肌の匂い」
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