...七九 人貴二厚重一、不レ貴二遲重一...
佐藤一齋・秋月種樹(古香) 山田濟齋訳 「南洲手抄言志録」
...僕が思想に於いては進行が遲く...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...はや頗る遲くなりたれど...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...芥川は死なうといふのにダンス場をみなければ時勢に遲れるとか...
小穴隆一 「二つの繪」
...しかも自主的に開國するには國内準備が遲れてゐるし...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...遲い月が野の果に出た所であつた...
中島敦 「盈虚」
...平次の調べは遲々(ちゝ)たるうちに...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...その晩も遲くなつて歸つて來た八五郎の報告によれば...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...昨夜店で帳合をして遲くまで仕事をして居た主人が...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...智惠の廻りは至つて遲く...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「その叔父の孫三郎さんがどうしたのだ」「昨夜(ゆうべ)少し遲くなつてから...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...神田を發つたのは遲かつたにしても...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...遲くなつて歸つて來たのだ...
林芙美子 「或る女」
...時間の經(た)つのが非常に遲かつた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...大河内傳次郎君があまり遲いので電話をかけると...
室生犀星 「京洛日記」
...遲れた蝙蝠は夢の中の生物のやうに...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...こんな遲い時刻にたゞ一つ點けてある小さなランプは...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...もう時季が遲いために...
若山牧水 「鳳來寺紀行」
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