...常に彼の中に磅(ばうはく)する芸術的感興に遭遇すると...
芥川龍之介 「戯作三昧」
...常に彼のうちに磅(ぼうはく)する芸術的感興に遭遇すると...
芥川龍之介 「戯作三昧」
...かつて發見されなかつたやうな幾多の思想や感情が湧き出るのに遭遇するだらう...
有島武郎 「子供の世界」
...吾等は日本歴史中「土民起る」の句に屡々遭遇する...
石川三四郎 「土民生活」
...如何なる障碍(しょうがい)に遭遇するも決して悲観しない...
大隈重信 「我輩は何故いつまでもすべてに於て衰えぬか」
...侯は板垣伯と同一運命に遭遇するか...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...金文はその遺物の眞贋を判斷する爲に茲に一の困難に遭遇する...
内藤湖南 「支那古典學の研究法に就きて」
...毒婦の迫害に遭遇する良民の暗愚遅鈍を嘲笑する...
永井荷風 「虫干」
...なぜこのような方向に動かされたのか見当のつかぬ状態にしばしば遭遇するにちがいないのである...
永井隆 「長崎の鐘」
...地表近くで水蒸気の少い層に遭遇すると...
中谷宇吉郎 「『雪華図説』の研究」
...遭遇するたびに、同程度の不安を感ずるのが常であった...
夏目漱石 「道草」
...秋蒔(あきまき)の麦までおろしてあるという恠異(かいい)に遭遇することになった...
久生十蘭 「うすゆき抄」
...遭遇する危険のあらゆる風説に容易に同意する...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...人性の歴史において遭遇する最も暗い影を蔵している...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...しかしもし大家族を有ち何らかの不幸に遭遇するならば...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...永久に不変なものなどはないこうしたこの世ではまたどんな運命に自分は遭遇するかもしれないと女王は思うようになった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...水戸一藩が破滅に遭遇するならば...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...人間が感情の困難に遭遇するときつねに頭角をあらわすものは思考力をなくした真の自我なのであった...
吉行エイスケ 「地図に出てくる男女」
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