...諸説紛々適従するところを知らぬ...
太宰治 「津軽」
...狂人といふものは恐らく諸君のやうに結構な適従性を持つて生れなかつたのだ...
中原中也 「ヂェラルド・ド・ネルヴァル」
...諸君のやうな結構な適従性を持つてゐるのであつてみればなんらの怪々たるものでもないが...
中原中也 「ヂェラルド・ド・ネルヴァル」
...吾人をして転(うた)たその適従に苦しましめる...
穂積陳重 「法窓夜話」
...我輩門外漢は素(もと)よりその孰(いず)れに適従すべきかを知ることは出来ぬが...
穂積陳重 「法窓夜話」
...その間に軽重を設けてその一に適従する必要を生じた場合には...
穂積陳重 「法窓夜話」
...これに適従(てきじゅう)せんと欲する念がいよいよ切になったのである...
森鴎外 「渋江抽斎」
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