...藝術家の意識に上るものが色と形と姿とで――更に適切に云へば...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...――も少し適切に云ふと...
石川啄木 「雲は天才である」
...更に適切に云えば鉄道輸送の時から該方面に指向せられねばならぬ」と言っており...
石原莞爾 「戦争史大観」
...北海道なるものを適切に歌つた短歌はおそらく僕のが初めだらう...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...もつと適切にいつたら...
薄田泣菫 「草の親しみ」
...しかしいっそう適切に...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...或はより適切に云へば...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...これらのものについて一層適切に論じるためには...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...それをどう適切に解釈して...
戸坂潤 「思想としての文学」
...その不当なることを適切に感ずるから...
新渡戸稲造 「自警録」
...早く治療すれば命は長いとの教へが適切に響いてくる...
長谷川時雨 「尼たちへの消息」
...適切に理解すると...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...適切にこの問題を考察すると...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...たしかに體驗及び表現といふことはこれまで擧げたいづれの言葉よりも適切に事實としての歴史と存在としての歴史との關係を規定し得るやうに見える...
三木清 「歴史哲學」
...こういう一句は適切に自律的な日常性というあなたからの課題へ還って来て...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...従ってよほど適切に他と区別し得るだけの...
柳田國男 「地名の研究」
...翁の性格を最適切にあらわしているものだけを挙げてアトは略する...
夢野久作 「近世快人伝」
...永遠の思慕は常に「女々しくはかなき」という言葉で適切に現わされるとは考えられない...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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