...更に適切に云へば資料の精(ゲーニウス)と空想の精(フアンタジーゲーニウス)とが神會融合してゐることが必要だと云ふ意味である...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...一層適切にいうと...
津田左右吉 「日本歴史の研究に於ける科学的態度」
...……these primal germsVary yet only with finite tale of shapes.この言葉が現代の原子模型をいかに適切に表わすものであるか...
寺田寅彦 「ルクレチウスと科学」
...ブルジョア社会の文化相に適切に順応するように出来ているという意味でブルジョア的である処の...
戸坂潤 「科学論」
...意識現象に関する限り適切に解明している...
戸坂潤 「科学論」
...或いはより適切に云うならば...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...この点を最も適切に云い表わした者はギリシアの哲学者達であって...
戸坂潤 「思想としての文学」
...之から免れるには理性乃至悟性を如何に適切に使用すべきであるかを研究するのが...
戸坂潤 「辞典」
...生物學的には適切に人と呼ばれるものも「物」としての存在を保つに過ぎぬ...
波多野精一 「時と永遠」
...我國に於て適切に此西歐の漫遊藝術家に相當するものは...
原勝郎 「足利時代を論ず」
...而して此能衣裳ほど適切に足利時代の好尚を表露したものはない...
原勝郎 「足利時代を論ず」
...更に適切に言えば...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...その言も亦(また)適切にして...
福沢諭吉 「経世の学、また講究すべし」
...修身の教訓をこれ程適切に応用した者は一人もないだらう...
牧野信一 「親孝行」
...この問題は適切に解決されるのではないかと考える...
三木清 「語られざる哲学」
...それ故に人間は Homo sapiens としてよりも Homo faber として一層適切に定義され得るであらう****...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...しかも単純適切に説かれている...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...しかもその一つ一つが適切に...
柳田國男 「地名の研究」
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