...適時適切にその意図を決定して明確な命令を下さねばならない...
石原莞爾 「戦争史大観」
...それは天然の押入といったのが一等適切に云いあらわしているような土窟であった...
海野十三 「深夜の市長」
...……二月十五日少し歩いて雨、布津、宝徳屋(三〇・中)気が滅入つてしまうので、ぐん/\飲んだ、酔つぱらつて前後不覚、カルモチンよりアルコール、天国よりも地獄の方が気楽だ!同宿は要領を得ない若者、しかし好人物だつた、適切にいへば、小心な無頼漢か...
種田山頭火 「行乞記」
...意識現象に関する限り適切に解明している...
戸坂潤 「科学論」
...少し間抜けたことを云う学者はまことに気の毒なほど適切に...
戸坂潤 「日本の頭脳調べ」
...それが階級性の考察に基いてこそ最も適切に考察されるべきであって...
戸坂潤 「再び「科学の歴史的社会的制約」に就いて」
...その才能を適切に評価することは難しいのです...
マリー・ルイーズ・ド・ラ・ラメー Marie Louise de la Ramee 荒木光二郎訳 「フランダースの犬」
...自分の眼にはかえって一層適切に...
永井荷風 「深川の唄」
...エジプトほど適切に当て嵌まる国は見出せない...
野上豊一郎 「七重文化の都市」
...早く治療すれば命は長いとの教へが適切に響いてくる...
長谷川時雨 「尼たちへの消息」
...適切に事物のありのままを観察できる...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...以上に加えて適切に言えば...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...それは適切に言えば...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...それ故に人間は Homo sapiens としてよりも Homo faber として一層適切に定義され得るであらう****...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...こういう一句は適切に自律的な日常性というあなたからの課題へ還って来て...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...それぞれをその主要な何かの特性によって適切に示すことだって...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...これらの地理上の語は今日普通名詞として存在する地方ではいずれもかなり適切にこれを地名に用いている...
柳田國男 「地名の研究」
...しかもその一つ一つが適切に...
柳田國男 「地名の研究」
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