...或はより適切に云へば...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...畳の上を人間が歩くように大蟻が歩いているという――いかにも蟻が大きく感じられる――心持が適切に出ております...
高浜虚子 「俳句の作りよう」
...この形態的比喩に依って甚だ適切に明示せられるであろう...
田辺元 「メメント モリ」
...一層適切にいうと...
津田左右吉 「日本歴史の研究に於ける科学的態度」
...それはさびしい旅客のある心持ちを適切に語るものだとしか思われなかった...
寺田寅彦 「旅日記から(明治四十二年)」
...この時計ほど適切に不可逆な時の進みを示すものはないのであろう...
寺田寅彦 「時の観念とエントロピーならびにプロバビリティ」
...意識現象に関する限り適切に解明している...
戸坂潤 「科学論」
...寧ろ改進黨の膨脹したるものと謂ふ可し適切にいへば...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...寧ろ改進党の膨脹したるものと謂ふ可し適切にいへば...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...より適切に述べれば...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...適切に準備かつ検査された場合...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...即ち、感覚に絶対の信頼を置くよりむしろ、感覚、適切に言えば、想像には、全く信頼を置かない傾向にあるのである...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...この差異は他の多くの教区にも生じているのであり、吾々はこのことからして、これらの報告の筆者は、極めて適切にも、単なる年出生の結婚に対する未訂正の比率に依拠するというのとは違う他の計算方法を採用したのであり、そして彼らの与える結果はおそらく、個人的な調査や記録簿の研究を行って、一人の女が結婚中に産んだ子供の数に基づいて与えられたのだと、結論してよいであろう...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...それ故に人間は Homo sapiens としてよりも Homo faber として一層適切に定義され得るであらう****...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...アリストテレスがきわめて適切に定義したとおり...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...適切に答えるものこそ常によい返答者なのである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...記事に適切に当はまる参考材料まで提供してくれた...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...この関係を最も適切に言い現わすため...
和辻哲郎 「創作の心理について」
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