...適例を挙げながら説明すると良いでしょう...
...このティコが一つの適例を示すであろう...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...これ等(ら)の適例(てきれい)は大地震(だいぢしん)の度毎(たびごと)にいくらも見出(みいだ)される...
今村明恒 「地震の話」
...前者の適例はシムノンの「或る男の首」の犯人の心理であろう...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...涙香の訳した「幽霊塔」の暗号呪文など最も適例である...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...これぞ禍いを変じて福となした好適例で...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...火災防止のごときは実に後者の適例の一つである...
寺田寅彦 「函館の大火について」
...しかしちょうど今言ったような場合の好適例はまだ見いださないのであるが...
寺田寅彦 「連句雑俎」
...W・ユリネッツの労作がその適例である*...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...特にカントの所謂「批判主義」はその適例だというのであった...
戸坂潤 「科学論」
...現代の我が国に於ける超資本主義的封建意識による国本科学などがその適例だろう...
戸坂潤 「技術の哲学」
...こうした理想主義のトリックが取りも直さず今の場合のその適例なのである...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...例えば欧州における現代のカトリック主義及びそれから来る有りとあらゆる方向への帰結などがこの公式にぞくする反動の適例として撰ばれて好い...
戸坂潤 「範疇の発生学」
...それがこの場合の適例である...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...フランスの革命は確かにその一適例である...
野上豊一郎 「パリの地下牢」
...カシなどその好適例に算(かぞ)うるを得べくこれらは皆が雌穂雄穂あってその雄花穂を雄といいその雌花穂を雌と称える...
牧野富太郎 「植物記」
...光輝ある成功をかち得た適例である...
三上義夫 「和算の社会的・芸術的特性について」
...世界に見られる一つの好適例を挙げよう...
柳宗悦 「小鹿田窯への懸念」
...自分で自由にならない好適例である...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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