...適例を挙げながら説明すると良いでしょう...
...ごく近いころまでもなお折々行われてきた目的論的の見方を筋道とした論法の好適例である...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...或る一種の方面に於ては特に近来に至つて著しい適例が殖えた様である...
丘浅次郎 「人類の誇大狂」
...その好適例たる可く...
高木敏雄 「比較神話学」
...そのような侵略的な宣伝が現在どこにあるかと聞かれるとすぐ適例をあげる事は困難かもしれない...
寺田寅彦 「神田を散歩して」
...しかしちょうど今言ったような場合の好適例はまだ見いださないのであるが...
寺田寅彦 「連句雑俎」
...W・ユリネッツの労作がその適例である*...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...現代の我が国に於ける超資本主義的封建意識による国本科学などがその適例だろう...
戸坂潤 「技術の哲学」
...――観照がその適例であるであろう...
戸坂潤 「空間概念の分析」
...又或る人々は不安薄弱なるものの適例を見出す...
戸坂潤 「空間概念の分析」
...この場合の適例である...
戸坂潤 「範疇の発生学」
...アメリカがいい適例である...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...――その適例は、ジャック・ロンドンの諸作品、例えば「野性の叫び」のごときに見る...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...即ち其適例(てきれい)であつた...
夏目漱石 「それから」
...その適例は近きにあり...
福沢諭吉 「経世の学、また講究すべし」
...ギリシアの学問を受け入れながら何等見るべきもののできなかったローマはその適例である...
三上義夫 「文化史上より見たる日本の数学」
...自分が推稱する作品中の「お伊勢」「駒鳥」などは正にこの好適例である...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...世界に見られる一つの好適例を挙げよう...
柳宗悦 「小鹿田窯への懸念」
...なでしこが花見る如(ごと)に乙女等がゑまひのにほひ思ほゆるかも (家持)のごときはその適例である...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
便利!手書き漢字入力検索